見どころ
森村誠一のベストセラー小説「人間の証明」をベースに、財閥家の内部抗争を描いた重厚な人間ドラマ。ヒロインが財閥家のトップを目指すために奮闘する姿と、それを阻む会長との攻防が、緊張感あふれるスリリングな展開を繰り広げる。
特にヨム・ジョンアとキム・ヨンエの迫真の演技は圧巻で、視聴者を物語に引き込む力がある。そしてチソンが演じるジフンの純粋な愛の姿には、多くの女性がメロメロになったそう。
ストーリー
ジフン(チソン)は幼い頃に殺人の容疑をかけられるが、自らの力で潔白を証明した過去を持つ。孤児院で育った彼は、財閥グループJKの嫁、キム・インスク(ヨム・ジョンア)の支援を受け、検事となった。
しかし、JKグループ内で冷遇され「K」と呼ばれる彼女は、夫の死後すべてを奪われ、軟禁状態に。ジフンは彼女を守ろうと顧問弁護士として奮闘するが、インスクにはある秘密があった。
感想
いきな様々な展開が繰り広げられて混乱し、どうなることかと思ったが、グイグイひきつけられた。
前半は復讐&ビジネスサクセスストーリーの様態を呈していたが、後半からサスペンス色。
男性でも楽しんで見られるかもしれない。
全体に重い展開なのだが、それほどストレスを感じず、むしろドロドロ劇をとことん楽しんで見ることができた。
終盤は連続再生が止められない予測不可能な怒涛の展開。
登場人物たちもそれぞれが魅力的、悪役もそれぞれの事情を細かく描写してあり、場面ごとに共感できる人物が変わってくる。
少々カルチャーショックだったのは、ほんの30年くらい前でも少女を米兵に売り飛ばすような状況がまだあったのかということ。
韓国の戦後復興は日本より20~30年後にようやく起こってきたということだろうか。
最大の見どころはKことキム夫人(ヨム・ジョンア)の表情使い。か弱い女と見せかけて、復讐にとりかかるときの冷酷さへの変貌がすごい。腹になにがあるのかつかめない。
もとミスコリアのモデル出身というが、演技力はすごいものがあると思う。でもちょっとお肌は疲れ気味。
また、韓国三大鬼婆に認定したコン会長(キム・ヨンエ)の恐ろしさもすごかった。
「저거 치워!(どかせて)」は韓国で流行語になり、バラエティでパロディにされたりしたそうだ。
もう一人はタックママことチョン・ミソン。芝居も抜群だが肌がきれい。
優しい田舎の母親役も似合うが、こういったセレブのワガママお嬢様も似合うからさすが名女優だ。
そしてラストシーン。ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか。。
自分はハッピーエンド説を有力視。
見る人にお任せしますという終わり方は自分は好きじゃないのだが、そんなに嫌な気分にならなかった。
わてら妙齢の女性にとっては、キム夫人に自分を投影させ、若いイケメンに追いかけられるのを妄想するのも楽しいかもしれない。
自分はそうでもなかったけれど(笑)
ドラマ情報

原題:로열 패밀리(ロイヤルファミリー)
公開年:2011年
話数:18話
脚本:クォン・ウンミ
演出:キム・ドゥフン、キム・サンヒョプ
主な出演者
チソン:ハン・ジフン
ヨム・ジョンア:キム・インスク
チャ・イェリョン:チョ・ヒョンジン
キム・ヨンエ:コン会長
ドンホ:ジョン・テヒョン