見どころ
『潔白』は、母親の潔白を証明するために奮闘する弁護士の娘が、衝撃的な真相に迫るサスペンス映画。
都会で活躍する弁護士ジョンインと、記憶を失った母親ファジャが、農薬入りマッコリ事件を通して再び結びつく。
この映画は、シン・ヘソンとベテラン女優ペ・ジョンオクの共演が魅力で、母娘の関係性を織り交ぜた人間ドラマが深く描かれている。
重厚なテーマの中にも緊張感が漂い、観客を引き込む。
ストーリー
大川市の葬式会場で、農薬入りマッコリを使った無差別殺傷事件が発生。
容疑者として逮捕されたのは、故人の妻で認知症を患っているファジャだった。
彼女には家を出て成功した娘ジョンインがおり、彼女は母親の潔白を証明するため久しぶりに故郷へ戻る。
事件の裏に隠された真実と陰謀にジョンインが挑む中、次第に明らかになる衝撃的な事実が判明する。
感想
シン・ヘソンの演技が光る
主演のシン・ヘソンが弁護士役を見事に演じている。
『三十だけど十七です』でのコメディとは異なるシリアスな役柄だったけど、彼女の美人弁護士役は非常にハマっていた。
母親役のペ・ジョンオクとの対峙シーンも見どころ。
フィクションだが現実味のある事件
この映画の事件はフィクションだけど、毒入りマッコリの事件が日本の「毒ぶどう酒事件」を彷彿とさせる。
韓国でも似たような事件があったのだろうかと。
サスペンス要素が強いものの、物語は現実にあり得そうな設定で、そのリアルさが作品の魅力をさらに引き立てている。
テーマの重さと余韻の軽さ
『潔白』は、母娘の関係や記憶、裏切りといった重いテーマを扱っているけれど、グロテスクさや過剰な重々しさはなかった。
鑑賞後も心に残る不快感が少なく、爽やかさすら感じさせる。
『母なる証明』に似た雰囲気がありつつも、異なるアプローチで描かれているため、重いテーマに抵抗がある人でも楽しめるサスペンス作品だと思う。
映画情報

- 原題:결백(潔白)
- 公開年:2020年
- 監督:パク・サンヒョン
- 主な出演者:シン・ヘソン(アン・ジョンイン)、ペ・ジョンオク(チェ・ファジャ)、ホン・ギョン(アン・ジョンス)、ホ・ジュノ(チュ・イネ)