ストーリー

公募展で大賞に輝いた作品。それは「作者・ハウン」が描いた、高校生のミソをモチーフにした絵だった。

ミソとハウンは小学生のころからの大親友で、絵を描くのが好きな2人。性格も価値観も違うけれど、お互いにかけがえのない存在だった。

しかし美男子ジヌが現れてから、二人の間にボタンのかけちがえが生じていく。

感想

とても美しい映画だと思う、思うんだけれども。。。

この映画を観る前、紹介文のコピーを読んで躊躇していた

“ある秘密”を残し、こつ然と姿を消した親友の壮絶な半生をひも解く友情物語

そ・・・壮絶な半生ってどのくらい壮絶なの?(自分は犯罪・ノワール系好き)

あまりにも凄いのはちょっと弱ってる今はごめんだよ、と。

サムネの笑顔の女子二人を見ても、これがドロドロぐちゃぐちゃになるんかな、、嫌な予感しかしなかった。

で、ちょっと見始めてみた(見るんかい!笑)

そしたら、鉛筆の細密画が出て来る。おほ?絵の話??

自分も絵を描くからちょい興味あるぞ。

ということで見進めることに。

主演はキム・ダミ、梨泰院の頃からすると、大人っぽくなったなあ。

絵を描いたのが、”突如として消えた親友”ハウンってことね

でも、キムダミ演じるミソは「そんな人、知りません~」みたいに、よそよそしい。

まるで思い出したくない過去のように。

そこへ現れたのが、まごうことなきイケメン、『ソンジェを背負って走れ』のピョン・ウソク。

二人は久しぶりに会うみたいだけれど、そこでも知らないフリ。

「なんで?仲良かったじゃないか」

みたいに聞かれる

「昔の話だから」とつれない

・・・あるあるーーー!思い出したくない黒歴史があるんじゃ~~と自分のトラウマをざわつかせながら。

そして過去に戻って二人のエピソード。

子役ちゃんたちの容貌が、なんかキャスティングが逆だと勝手に思ってて、成長後にどっちがミソでどっちがハウンかわからなくて混乱してしまった。

で、ミソ演じるダミちゃんの演技がまた素晴らしい。大人っぽくなったなあと思いきや、女子高生の頃はちゃんと女子高生してる、さすが。

若いときは皆バカだしな。

そこへジヌが現れるわけだ、当然三角関係乱れるわけで、、、

ギクシャクしてくるその辺りから俄然面白くなっていく。

ハウンが

「(ジヌの)絵を描いてみたい」

「絵を描くと”自分”の気持ちがわかる」

というのがすごく気持ちわかる、、

絵を描きたいって、そういうことなんだよなぁ、自分もそうだから。

ただ”写真にしか見えない”みたいな、スーパーリアリズムには興味ないんだよなぁ

写真でいいじゃんとなってしまうから、作業が苦痛でしかない。
写真では撮れない、どう見ても絵、というものを描きたい(自分はね)
ただ、絵を描かない人からすると、写真みたい=絵が上手いなんだよね。

本当はその先にあって皆苦しんでいる。

・・・そんなこと思ってたら

ジヌがハウンに「お前が持っているのは技術であって才能じゃない」って言ってて

わかるーーーーーーーーー!とまた思った。

ミソみたいに突飛な絵を描きたがることが才能というわけじゃないんだけど

スーパーリアリズムって技術だから、誰でも描けるんだよね、根気さえあれば。

ただまあ、趣味で絵を描けっていわれて(あんな好条件の)婚約破棄するのは正直共感できんなあ、、

実際、職業画家でも、配偶者とかに養ってもらったり、教員になったりパートしたりYoutuberしたりで日銭を稼いでるのが現実だもん。

ハウンはもともとジヌのことあまり好きじゃなく、本当はミソが好きだということなのかしら。

ハウンに共感できないなぁって思い始めてから、映画の理解力も落ちたのか、時間の流れとか”実はこうだった”シーンが入り組んでくるのがよくわからなくなってくる。

で、ハウンがいなくなってから、ミソが絵を描き足していくわけだけど、全然絵柄違うのにできるんかいなと。無理がある。

スーパーリアリズムを描き続けることに耐えるのも才能だから、、ってまあさっき誰でも描けるって自分でも描いたっけ笑

ミソはハウンへの愛でスーパーリアリズム鉛筆画修行を乗り越えたんかな。

(自分も今はざっくり系の絵だけど、推し君の萌えに目覚めたときはリアリズム色鉛筆画描いてて全く苦痛じゃなかったからな、、笑)

で、これからもハウンとして作品描き続けるのなんでだろ??

子どもが成長したらどう説明するの???

という感じで最後はモヤモヤしながら見て

“ある秘密”を残し、こつ然と姿を消した親友の壮絶な半生をひも解く友情物語

ある秘密ってなんのことだったんだ?子ども?雷ペンダント?ピアス?

こつ然と姿を消した親友、ってハウン?ミソのほうが先に消えた気が、、

壮絶な半生とは?ハウンはたいしたことないしょ、ミソのほうが壮絶だったな
とはいえ血みどろグログロぐっちゃぐちゃじゃなくて良かった(犯罪系見すぎ)

なぜ子どもに父のこと言うなという?養育費は払わせるんか?汗

子どもが成長して親を知りたいってなったら教えなきゃな。ショックやろなー

とにかく?疑問が多くて最後の畳み掛ける感じが理解が追いつかなかった。

まあキャッチコピーは映画制作者のせいじゃなく、配給会社?が勝手につけたのかもね。

ただ、キャストの演技もいい、雰囲気も映像も素晴らしい

ロケーションも最高

猫の扱いも雑じゃなくて良かった

ラストも綺麗でいいね。

原作は見ていないけれど、両方見た人によると、原作の雰囲気を完全に踏襲しつつ韓国リメイクしているという評価もある。

まあ、素敵、な感じ

の映画。

起承転結

起:小学生のハウンの家に、転校生のミソがやってくる。二人はすぐに仲良くなる。母の都合でミソはハウンの家で育てられることに。

承:高校生になったミソとハウン、いつも一緒。だが合コンでジヌとハウンがカップルとなり、ぎくしゃくし始める。ミソはソウルへ去る。

転:ミソはソウルで必死に働き、男に浮気されたり、自殺されたりする。ハウンは教師になりジヌとは遠距離。

ミソとハウンは再会するもぎくしゃく、ハウンはジヌとミソの浮気を疑う。

(時系列は順不同に記載しています)

結:ハウンはジヌとの結婚を解消し、ジヌの子を生んで死ぬ。ミソはハウンの子を育て、ジヌにはハウンの死を隠す。ミソはハウン名義で絵を出展し続ける。

映画情報

2023年
124分

原題:소울메이트(ソウルメイト)
監督:ミン・ヨングン
原作:香港 デレク・ツァン『ソウルメイト/七月と安生』

主なキャスト

キム・ダミ:ミソ
チョン・ソニ:ハウン
ピョン・ウソク:ジヌ
チャン・ヘジン:ハウンの母
パク・チュンソン:ハウンの父
カン・マルグム:ギャラリー学芸員
ナム・ユンス:バンドメンバー、ミソの彼氏
ヒョン・ボンシク:雑貨店店長
キム・スヒョン:ミソ子役
リュ・チアン:ハウン子役

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