ストーリー

大企業の不正を告発する記者テホ(コ・ス)は、息子のミヌ(キム・ガンフン)を溺愛していた。しかしある日、ミヌは遊園地で誘拐されてしまう。

3年後もあきらめないテホは、ベテラン刑事パンソプ(ソル・ギョング)と、友人の精神科医ソヒョン(カン・ヘジョン)の助けで夢に入り込む「ルシッド・ドリーム」を使いミヌの手がかりを探る。

感想

イケメン俳優コ・スが、18キロ増量してメタボな体型を披露し、さらに10キロ痩せたそうだが、あんまり関係なかったような気もする。

『椿の花咲く頃』のピルグで大人顔負けの演技力を見せたキム・ガンフンがまだあどけない。

そして、我らがソル・ギョング。妙に薄いキャラクターだなと思ったが、あとからきいてくる。

さらには、映画俳優としての活動はこの映画が最後なのではと言われているユチョン・・・。

かなりの豪華共演だ。

ストーリーは夢に入り込んで夢の世界で様々な戦いが繰り広げられる。CGもなかなか凝っていて、ハリウッドに迫ろうとする意欲は見て取れる。

ただ、『インセプション』などに比べると、やはり見劣りはしてしまう。

日本人が見る韓国映画としての強みは、親子愛などの情の部分に感情移入しやすい点。その点は勝っていると思う。

この映画を手掛けたキム・ジュンソン監督は、長編映画は初めてということらしい。

無理に大スペクタクルにしないで、ぎゅっと心理描写でせまっていったほうが良かったのかも?

とはいえ何でも挑戦が必要なので、自分のような素人が口出しすることではないとは思う。

才能ある素晴らしい監督が、一つの興行の失敗で次作が作れなくなるのが惜しい。

キム・ヨンファ監督も、『ミスターGO』で失敗しながらも、『神と共に』では大成功したのだから。

話自体はかなり設定が面白い。サスペンスとしてもあらすじは良いと思う。

ただ、惜しい感じがするのは、なぜだろう。

たとえば、ユチョンのキャラクターは必要だったのかな?とか、シーンは絞って丁寧に描いた方がいいのではとか思ってしまう。

もう少しで良くなりそうなので本当に惜しい。

この映画は当初、コ・スではなく、イ・ビョンホンを考えていたそうだが、スケジュールがあいていなかったそうだ。

イビョンホンが演じていたらもう少し変わってきたかなとも思ったりもする。

韓国のサイトでは「最高級の材料を用意した寿司屋でサーモンマヨネーズの握りが出てきたみたい」と書かれているが本当にそんな感じ。

3歳の子が3年経ったら、、という気持ちはあるものの、 ラストはスッキリするし、見ても損はない映画だと思う。

映画情報

公開年:2016年
上映時間:101分
原題:루시드 드림(ルシッド・ドリーム)
監督:キム・ジュンソン

主なキャスト

コ・ス:チェ・デホ、記者
ソル・ギョング:ソン・バンソプ、刑事
パク・ユチョン:クォン・ヨンヒョン、ディス・マン
カン・ヘジョン:キム・ソヒョン、精神科医
パク・イナン:カン・ソンピル、シルバー人材センター 社長
チョン・ホジン:チョ・ミョンチョル会長、ハンビグループ
チョン・ソッコ:チェ・ギョンファン、誘拐犯
イ・ソク:ユ・サンマン、誘拐犯
イ・シア:チェ・ミヨン、デホの妹
キム・ガンフン:チェ・ミヌ、デホの息子
チェ・デフン:キム刑事
パク・チヌ:ハンバーガー店主
チョ・ソンムク:カメラマン
クォン・ヘヒョ:パク・シヌン局長
イ・ジュニョク(1984生):チュ・ノグン、デホの後輩記者

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