見どころ
2014年に韓国を震撼させた新安塩田奴隷労働事件をもとにしたフィクション作品。
知的障がい者が人身売買により離島の塩田で強制労働を強いられる実話を基に、POV手法が駆使されたリアルな映像が見どころ。
主演のパク・ヒョジュをはじめ、ペ・ソンウやリュ・ジュンヨルといった実力派俳優たちが緊張感あふれる演技を披露し、観客を事件の渦中に巻き込むサスペンス映画に仕上がっている。
ストーリー
記者のイ・ヘリ(パク・ヒョジュ)とカメラマンのソクフン(イ・ヒョヌク)は、ある島の塩田で強制労働される人々についての情報を掴む。
調査を進める中、島で凄惨な大量殺人事件が発生し、ヘリは意識不明、ソクフンは殺されてしまう。
残された取材映像から、島で何が起こったのか、衝撃の真実が明らかになる。
感想
議事ドキュメンタリーな手法で、まるで一緒に事件に巻き込まれているような感覚で楽しめた!これ面白い!!
こういう手法を、映画用語でモキュメンタリーや、POV形式(Point if View Shot)、ファウンド・フッテージ等というそうだ。韓国映画では珍しいのでは?
コンジアムもこれと似たような手法と言えるかもしれない。
無駄と思えるシーンを出さないように編集には高度なテクニックを要するのだろうが、まるでYoutuberのようで、かなり当事者感覚を味わえる。
ぐいぐいと入り込んで取材し、中には、不法侵入?窃盗?と思える場面もあるが、そこも含めてハラハラを楽しめる。
そして事件発生からまた視点が変わって、今度は自分がネットの傍観者になる。
憶測が憶測を呼ぶ、ネットの”魔女狩り”も恐ろしい。
やはり光るのはペ・ソンウの演技。今回はこういう役なんだと思って見ていると…。
これ以上は書けないが、ハスキーな声に胸がキュンとした(心筋症で胸がキューかもしれない笑)
ずっと島であの状態?と思ったけど、まあいいか。
リュ・ジュンヨルも不良っぽくて良い。
韓国では興行失敗したらしいが、どうもその当時リュ・ジュンヨルがSNSで炎上していたのが原因という説もある。(調べてみたがいいがかりのこれも”魔女狩り”としか思えない騒動で気の毒だ)
終わりは少しもどかしいが、予測できる展開を思うと全然悪くない。
かなりおすすめ
「最大の罪は無関心であることだ」バーナード・ショー
映画情報

公開年:2015年
原題:섬. 사라진 사람들(島、消えた人々)
監督:イ・ジスン
主なキャスト
パク・ヒョジュ:イ・ヘリ、記者、公正ニュース
イ・ヒョヌク:イ・ソクフン、カメラマン、公正ニュース
ペ・ソンウ:イ・サンホ、塩田労働者
クム・ドンヒョン:ヒョジュン、塩田労働者
イ・ソンウク:チェヒ、塩田労働者
カン・ヒョンジュン:塩田労働者
リ・ミン:塩田労働者
ハ・ソングァン:塩田人労働者
チェ・イルファ:ホ・ソング、塩田主
リュ・ジュニョル:ホ・ジフン、塩田主の息子
キム・ソンビン:イ・ソンチョン、派出所長
ソン・ヨンスン:おばあさん
キム・スヒョン(1970年生):ハン・ドンファン、警察大 教授
チュ・グィジョン:イ・ジョンヒ教授、犯罪心理学者
ソン・ヨンギュ:討論司会
ペ・ユラム:捜査官
チェ・グィファ:チェ刑事
マ・ドンソク:カン刑事(声の出演)