見どころ

新鋭イ・ユンギ監督が描く、過去の心の傷を抱えながら日常を生きる一人の女性の姿が静かに描かれている作品。

キム・ジスが演じる主人公チョンヘの淡々とした生活を描きながら、彼女の内面に潜む痛みや孤独が少しずつ明かされていく。

静かな雰囲気の中に漂う緊張感が、独特の魅力を放っているヒューマンドラマ。

ストーリー

郵便局で働く29歳のチョンヘは、一人暮らしの中で淡々とした日常を過ごしている。彼女は過去の痛みを胸に秘めており、同僚や周囲の人とも距離を保ちながら生きている。

そんな中、ある日、捨てられていた猫を拾い飼い始めることで、彼女の生活に小さな変化が生まれる。その変化が、次第に彼女の心にも影響を及ぼし、過去の出来事が浮かび上がってくるのだった。

感想

レンタル落ちDVDを入手。

カテゴリ上、ラブストーリー&サスペンスに分類したが、どんなジャンルにしていいのか迷う作品だ。

とにかく淡々としたチョンヘの日常を丁寧に見せつけられる。

物語は事件があって急展開するわけではない、ただ、チョンヘの過去に何があったか、平凡そうに見える日常の底に隠されていたものが露わになる。

ひりひりとする緊張感、自分も何か身につまされるような感じだ。

ファン・ジョンミン目当てで見たが、ファン・ジョンミンの出番はほんの少しだけ。ただ、重要な位置づけではある。

軟弱な感じのパク・ソンウンも見れてちょっと得した気分。

このイ・ユンギ監督は『愛してる、愛してない』や『男と女』など、独特の雰囲気の愛をテーマにした映画を撮るのが特徴のようだ。

好き嫌い分かれるかもしれないが嫌いではない。

ただ、ちょっと猫の扱いが残念ではある。

配信には出てこないようだが、見れる機会があるようならおすすめ。

映画情報

原題:여자,정혜(女、チョンヘ)
公開年:2005年
監督:イ・ユンギ


主なキャスト

キム・ジス:チョンヘ、郵便局員
ファン・ジョンミン:作家男
キム・ヘオク:チョンヘの母
イ・デヨン:叔母の夫
パク・ソンウン:前夫
キム・コッピ:少女チョンヘ

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