見どころ

『パラサイト 半地下の家族』でおなじみのソン・ガンホが主演するヒューマンコメディ。激動の1960年代の韓国を舞台に、小市民が時代の波に巻き込まれ、政治的な渦中に飛び込む姿を描いている。

監督はイム・チャンサンで、これが長編デビュー作。ソン・ガンホが演じる理髪師の姿に共感しながら、時代背景にも思いを馳せることができる。

ストーリー

1960年代の韓国、青瓦台の近くで理髪店を営む平凡な男ソン・ハンモ。妻と息子と共に穏やかに暮らしていた彼は、ある出来事をきっかけに大統領の専属理髪師に抜擢される。

それを機に、ソンは徐々に政争に巻き込まれていく。平凡な日常から一転、激動の時代を生き抜く男の物語が展開する。

感想

ソン・ガンホ演じる主人公の息子愛が光る。

子供に対して、何とかして守り抜こうとする姿がひしひし。

映画のタイトルから、最初は大統領との絆をコメディタッチで描くのかと思ったけど、実際は予想以上にシリアスな方向に進む。

まあ、朴大統領暗殺事件の時代背景がベースにあるから予想できたけど。

子どもが連行されて電気ショックの拷問受けるとか、これは衝撃の展開すぎた。

ただ、妙に楽しげで軽い描かれ方だったのは、残虐な表現を和らげる意図があったのかもね。

とにかく当時の韓国の独裁政権の理不尽さが垣間見える。

今の世界もなんだかそういう方向に行きそうで本当に怖い。

ョ・ヨンジン演じる朴(パク・チョンヒ)大統領役が雰囲気がかなりリアルで、すごく「閣下」だった笑。

『KCIA 南山の部長たち』とつながる部分もあり、比べてみるのも楽しい。(楽しい題材ではないけど)

映画情報

原題: 효자동 이발사(孝子洞理髪師)

公開年: 2004年

監督名: イム・チャンサン

主なキャスト

ソン・ガンホ:ソン・ハンモ
ムン・ソリ:キム・ミンジャ、ハンモの妻
イ・ジェウン:ソン・ナガン、ハンモの息子
リュ・スンス:チンギ
チョ・ヨンジン:大統領
ソン・ビョンホ:チャン・ヒョクス、警護室長
パク・ヨンス:パク・チョンマン、情報部長
ユン・ジュサン:チェ・ドクス、米屋
オ・ダルス:アン氏、煉炭屋

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