見どころ
繊細なタッチで思春期の少女の心の揺れや家族との関係を描いた青春ドラマ。監督キム・ボラの長編デビュー作であり、世界各国の映画祭で50以上の賞を受賞した。
パク・ジフが、成長と葛藤の中で自分の道を模索する少女ウニを見事に演じている。共演にはキム・セビョク、チョン・インギ、イ・スンヨン、パク・スヨンなどが名を連ね、リアルで重厚な家族の姿が描かれている。
ストーリー
舞台は1994年のソウル。14歳のウニは学校生活になじめず、親友と遊ぶ日々を送っていた。両親は小さな店を営み、家族とのコミュニケーションが不足している中で、ウニは孤独を感じていた。
そんな彼女が心を開いたのは、漢文塾の女性教師ヨンジ。ウニは彼女との交流の中で、少しずつ自分の居場所や生き方を見つけ出そうとするが、やがて彼女の前に大きな試練が訪れる。
感想
SNS等ですごく評価が高いので、U-NEXTで見放題になるのを待ち望んてた。
でも、正直なところ、自分の好みではなかったかな。
多くの章を受賞したということで、世の中の評価は高いけど、そう言われないとすごい映画だと気付けもしないのが私の限界。
1995年頃の中学二年生(厨二)の日常が淡々と丁寧に描かれている。
それがとにかく見ていて痛い。自分の中学二年の頃と重なって痛い。
そして年取った今、見ればただの生意気なクソガキに見えてしまい別の意味でイタい。
ウニが住んでいるマンション、間取りもインテリアも昭和?って感じであこがれる。こんな感じの家に住んでみたいな。私はずっと戸建て育ちなので。
でもこのウニのマンション、再開発できないから古くても1世帯4億(ウォン?)とかするらしいね。
傍目でみると情緒があるけど、実際住んでみるといろいろあるんだろうなぁ。
ワンシーンずつ丁寧に描かれているのはわかるんだけど、正直退屈に感じて倍速で見た部分もあった。
母が声をかけても振り向かないシーンとか、兄が泣き出すシーンとか、意味深なシーンが多いんだけど、本当に深い意味があるのか疑問に思うこともあったね。
なんだか観客の心を試しているようにも思えて、もやっとする部分があった。
作品のテーマが1994年の聖水大橋崩落事故にも絡んでいるけど、なんか無理やりな気もしてしまった。大きな事故や死をからめればドラマチックになるからね。
そんなこと決してなくて練られたシナリオだとは思うんだけど、、なんでそう思ってしまうんだろう。
事故のニュースはぼんやり覚えてる(当時自分が結構大変な時期だった)。聖水大橋は実際に行ったことがある。
橋崩落事故を扱った映画なら『英雄都市』のほうがエンタメ性はあって私は面白かった。
ちょっと気分がすっきりしない内容で、自分にはあまり響かなかったけど、ホン・サンス監督やイ・ユンギ監督の作品みたいに、何も考えずに「環境映画」としてぼーっと観るにはいいのかもしれない。
映画情報

公開年:2019年
原題:벌새(ハチドリ)
監督:キム・ボラ
主な出演者
パク・チフ:キム・ウニ
キム・セビョク:キム・ヨンジ
チョン・インギ:ウニの父
キム・ジョング:医師