見どころ

先天性早老症を患う息子と、その家族が紡ぐ心温まる物語。

80歳の体を持つ16歳の息子アルムと、彼を支える家族の姿を描いた感動作で、カン・ドンウォンとソン・ヘギョが主演を務める。

シリアスなテーマを扱いながらも、全体をユーモアとコミカルなタッチで包み込んでおり、泣かせにかかる映画というより、家族の絆や人生の豊かさに焦点を当てた作品だ。

ストーリー

テコンドー選手を目指していたデス(カン・ドンウォン)と、アイドル歌手を夢見ていたミラ(ソン・ヘギョ)の間に生まれた息子アルム。

彼は急速に老化する先天性早老症を患い、16歳にして80歳の体を持つ。

アルムの人生はドキュメンタリー番組に取り上げられ、家族の絆やアルムの生活が世間に知られることになるが、避けられない運命が近づく。

感想

お涙頂戴映画かと思いきや…

正直、タイトルから「泣かせにかかってくる映画」と思って、最初は見る気が起きなかった。

なんで変な邦題つけるんだろ、日本人はそういうのがウケるのかな。

原題は「ドキドキ僕の人生」

だけど、カン・ドンウォンとソン・ヘギョが主演ということもあり、U-NEXTで配信終了前に見ることにした。

しょうもない泣かせのシーンじゃ泣かないぞ!と意気込んだ結果…大号泣笑。おみそれしました。

コメディタッチで楽しい

この映画、深刻なテーマを扱っているのに、意外とコメディタッチで楽しく描かれている。

アルムを取り巻く人々もみんな個性的で面白い。

特にペク・イルソプ演じるうっとうしいジジイ(といえばペグイルソプ)(誉め言葉)が可愛い。アルムとの友情の描き方も暖かいし、辛い話ながらもホッとする場面が多かった。

医者のイソンミンも真面目なんだけどなんか見るだけで笑える。

布教にきた(韓国は病室にあんなのが来るのか)ファン・ソクチョンには爆笑

親と子の絆

この映画の真のテーマは「親」。

デスとミラ、特に父親である未熟だった父デスが、必死に働いて息子と家族を守り続けてきた姿に胸が熱くなる。(少女時代のSPはがんばったご褒美だね笑)

ドクスもボケた父親を(たぶん年金で)老老介護してるし、デスの父親キムガプスも、一人暮らしで随分老けてしまって…。

カン・ドンウォンの男泣きのシーンは涙腺崩壊ポイント。

アルムの余生

アルムがしっかりしているいい子だから、見ていて安心感があったのが救い。

病気差別の描写も現実味があるけど、そこまで胸糞悪く感じさせない演出。

アルムの余生が素晴らしく描かれていて、親より先に子が亡くなるという残酷な運命を受け入れざるを得ないけど、希望を感じられる作品。

ここめっちゃ泣く場面!っていうところで、さわやかな父と母の物語に切り替わるのは、ありきたりにしたくないような、なんだか監督の照れ隠しのように感じた。

映画情報

原題:두근두근 내 인생(ドキドキ僕の人生)

公開年:2014年

監督:イ・ジェヨン

主なキャスト

カン・ドンウォン:デス

ソン・ヘギョ:ミラ

チョ・ソンモク:アルム

ペク・イルソプ:チャン・ドクス

イ・ソンミン:主治医ソンテ

キム・ガプス:デスの父

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