見どころ
クォン・サンウとソン・スンホンが、まだ初々しかった時代の青春映画。『ジャイアント』で知られる実力派俳優イ・ボムスも、本作ではコミカルな役を担当。
さらに、“モムチャン”(鍛え上げた体)としても有名なクォン・サンウは、本作でもその肉体美を披露している。若手俳優たちが繰り広げるドタバタな展開が痛快で、エネルギッシュな青春模様が詰まっている。
ストーリー
金持ちのボンボン、ソンファン(ソン・スンホン)、アルバイトで出張ホストをしている高校生ウソプ(クォン・サンウ)、そしてネット配信者のジノン(キム・ヨンジュン)の三人組が織りなす物語。
彼らが遊んでいる最中、突然上から男が降ってきて、その場には大金が残される。この大金を一時的に持ち逃げしようとするが、予期しない騒動に巻き込まれていく。
ソウルを舞台に、問題児三人が繰り広げるハチャメチャな逃走劇が展開される。
感想
2002年の作品ということで、ソン・スンホンとクォン・サンウが高校生役をしてるんだけど、とにかく若い!
しかもイ・ソンギュンまで高校生として登場。
みんな今と変わらずイケメンなままでいるのが驚き。懐かしい古いパソコンもちらっと出てきて、時代を感じさせるノスタルジー。
イ・ボムスが熱血刑事、イ・ムンシクがドジな泥棒役と、キャストはみんないい味出してる。
でも、なんだか面白さが足りないのはなぜなんだろう…。
それは、主人公が定まっていないからなんじゃないかな。
登場人物それぞれの視点から描かれる群像劇になってて、誰に感情移入していいか迷う。
群像劇は裏事情がすべて見えちゃう分、シナリオをよほど練らないといけないと思う。
この映画の場合、全キャラが均等に描かれすぎていて、ハラハラ感が全然伝わらないんだよなぁ。
さらに、作品のジャンルがよくわからなくて困惑する。
コメディなのかと思ったらサスペンスっぽくなるし、ちょっとファンタジーな要素も入ってくるし…。
無駄なキャラやシーンも多くて、全体的にごちゃごちゃしてる印象が強い。
冒頭のセリフが最後に回収されるのはいいけど、「それで?」って感じになってしまう。
もし、メインをソン・スンホンとクォン・サンウの二人に絞って、対立相手も刑事か泥棒かに限定していれば、もっと締まった作品になったかも。
ただ、キャストが豪華だから、そこだけでも観る価値はあるんじゃないかな。
映画情報

原題:일단 뛰어(イルタン トゥィオ 一旦走れ)
公開年:2002年
監督:チョ・ウィソク
主なキャスト
ソン・スンホン(ソンファン)
クォン・サンウ(ウソプ)
キム・ヨンジュン(ジノン)
イ・ボムス(ジヒョン/刑事)
イ・ソンギュン
イ・ムンシク