見どころ
済州島を舞台に、失踪した孫娘と伝説の海女である祖母の再会を描いたヒューマンドラマ。チャン・ジュナン監督の美しい映像美と、ユン・ヨジョン、キム・ゴウンの圧倒的な演技力が見どころ。
感情の揺れや人間関係が繊細に描かれ、風土や文化も物語に深みを与えている。
ストーリー
済州島で伝説的な海女として知られるケチュン(ユン・ヨジョン)は、孫娘ヘジ(キム・ゴウン)と平穏に暮らしていた。
しかし、ある日ヘジが失踪。必死に捜し続けたケチュンだが、12年後にようやく再会する。再び始まった二人の時間には、過ぎ去った年月が影響を及ぼし、複雑な感情が交錯する。
感想
いかにも日本の配給会社がつけそうなタイトル、韓国の原題は何だろうと見たら『계춘할망(ゲチュンハルマン)』
ゲチュンはおばあさんの名前で、ハルマンはおばあさん(ハルモニ)の済州島方言だろうか。
主演がユン・ヨジョンとキム・ゴウンなので、映画の内容はどうあれ演技はまちがいないだろうと確信しながら視聴。
だいたいこんな感じの話かなと予想をしつつ鑑賞していくと、思っていたよりもひとひねりもふたひねりもある展開だった。
現実には起こり得そうもないが、二人や周りの人々の心境の変化などが丁寧に描かれていて、とても共感できた。
何より大好きなキム・ヒウォンも出ていて、この人がよくあるクズ親戚かなと思いきや、いい役だったのも嬉しい。
済州島の風土がぞんぶんに描かれていて見ごたえもある。
トイレに豚がいて、ウンチを食べるのは『タムナ』で見て知って驚いたが、割と最近まで(もしかしたら今も?)あったのにはまたびっくり。
いい意味で長く感じる映画で、充実感を味わえた。
自分は泣くことはなかったが、涙もろい人なら必ず泣けるだろう。悲しい結末ではないのでご安心を。
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映画情報

原題:계춘할망(ゲチュンハルマン)
公開年:2016年
監督:チャン・ジュナン
主なキャスト
ユン・ヨジョン:ケチュン(伝説の海女)
キム・ゴウン:ヘジ(孫娘)
キム・ヒウォン:親戚
ヤン・イクジュン:周囲の住人