見どころ
『半島の春』は、太平洋戦争が始まった年、1941年に制作された韓国映画史の貴重な一作。女優を目指すジョンヒと、彼女を支えるヨンイルの物語は、当時の社会背景と人間模様を色濃く反映している。
映画制作の裏側や、撮影現場の緊張感を映し出した演出も見どころ。詩的情緒あふれる映像表現や、心理描写に優れたカメラワークが、今でも新鮮に映る歴史的な傑作といえる。
ストーリー
作家のヨンイル(キム・イルヘ)は、知人の妹ジョンヒ(キム・ソヨン)と出会う。
女優を目指すジョンヒは、一度はレコード会社に紹介されるが、映画『春香伝』の主演女優アンナ(ペク・ラン)の失踪を機に代役としてデビューを果たす。
しかし、ヨンイルは映画制作資金のために会社の金を横領し、警察に捕まってしまう…。夢と現実が交錯する中、それぞれの運命がどのように展開するのかが描かれる。
感想
日本語字幕あり。
セリフも日本語があってちょっと脳みそが忙しい。
日本語の発音は完璧ではないか。
韓国語、当時は朝鮮語というべきか、今の言葉とは若干違う。
日本語と韓国語が両方分かる人だけが、セリフを完璧に味わえるのではないかな。
どの場面で日本語になるのか、とか。
パラサイトで気取って英語まじりで話すシーンがあったけれど、それを思い出す。
映画人はお金がなくては大変だったんだな。
映画の中のシーンからズームアウトすることで撮影の現場を見せたり
足元や雲の流れで心理や時間の流れを表したり
後ろ姿をずっと追うカメラワークなど、今でも参考になる場面が多い。
モノローグも回想もなくてもこれだけの心の表現力!
詩的情緒にあふれる朝鮮の人たちが作った歴史的な傑作。
フル動画
韓国映像資料院の公式動画がYoutubeで視聴可能です。
違法アップロードではないので安心してご視聴ください。
映画情報

原題:반도의 봄(半島の春)
公開年:1941年
監督:イ・ビョンイル
主なキャスト
キム・イルヘ:イ・ヨンイル(李英一)
キム・ソヨン:キム・ジョンヒ(金貞喜)
ソ・ウォリョン:ホ・フン
ペク・ラン:アンナ(安羅)
キム・ハン:ハン・ゲス