見どころ

18世紀の李氏朝鮮を舞台に、下級役人の青年と反乱軍リーダーを巡る激闘が描かれるアクション時代劇。

主演のチョン・ヘインをはじめとするキャスト陣が個性豊かで、特に彼の肉体を駆使した戦闘シーンは圧巻。武器を巧みに使いこなす姿や、スピード感ある戦闘は見どころ満載。

映画はコンパクトな舞台設定で、緊張感のあるアクションシーンを次々と展開。史実とフィクションが絡み合うストーリーも興味深い。

ストーリー

英祖が即位した18世紀の李氏朝鮮。元義禁府のキム・ホ(チョン・ヘイン)は、王を守れなかった罪で身分を下げられ、捕卒として務めていた。

一方、反乱軍を率いたイ・インジャ(キム・ジフン)は、安城で敗北し義禁府に捕らわれる。しかし、彼を救出しようと武闘集団「御営庁5人衆」が乗り込んでくる。

若きキム・ホは反乱を阻止するべく孤独に立ち向かい、命がけの戦いを繰り広げる。

感想

チョン・ヘインの時代劇アクション。ただそれだけ。

オープニングのアニメで軽く歴史背景が説明される。
その絵がなかなかクオリティ高いので、絵を見ちゃって字幕を見逃すのだが・・・(笑)

英祖の時代の話。
英祖は一番長生きの名君と言われている。
トンイの子で、イ・サンの父

英祖は兄の景宗を毒殺した首謀者とも言われている。

景宗は、韓国史上有名な悪女、張禧嬪ことオクチョンの息子

また、英祖は自分の息子、思悼世子を餓死させた米櫃事件も有名。

米櫃事件は『王の運命』で詳しく描かれている

・・・と、いうことを知ってなくてもこの映画は問題ない。

韓国時代劇は日本人になじみがないので難しいと思うが、実は韓国人も結構知らないらしい。

日本でも天皇や徳川将軍を全部覚えている人が少ないのと同じような感覚だろうか。

この映画は、チョン・ヘインのアクションがすごい、と楽しめる人のための映画である。

ドラマ部分はあまり関係ない。とりあえず主人公が圧倒的に強くて不死身で悪人をザックザックとやっつけるだけである。

歴史に書かれていない話ということだが、史実も結構適当で、この映画の舞台となった当時、戦いの場となった景福宮は廃墟だったという。

韓国人はその辺がモヤモヤするそうだ。

悪役が結構いい味を出していて、特にチョ・ジェユンかっこいい。

アクションはスピード感あって結構すごい、いろんな技が見れるし、ただどうしてもワイヤー&スタント感があってリアル感に欠けるのが残念。

ブルースリーのオマージュみたいなのもあって面白い。

血しぶきは北野座頭市みたいな演出と思ったら、韓国でもそう言われていた。

おしむらくは5人衆をもう少し個性を突き抜けさせて一人ずつ工夫してクリアし、だんだんボスキャラが強い展開にしていった方が良かった気がする。

たった一人で戦う割には最後は助太刀が結構多いし…

だいいち、細い主人公がなんでこんなに強いのかわからない。師匠との修行シーンとか下積みの回想とか少し入れたほうが良かったのでは。。

ドラマなんてシンプルでいいのだが、アクションにもそれほど没頭できたわけでもない。悪くはないのだが何度も見たいとは思わない。

ある意味、80〜90年代の香港アクション映画がどれだけうまく作られたを改めて教えてくれた映画と言えるかもしれない。

「歴史は勝者の記録だ」というセリフは印象に残った。

スカっとする時代劇アクションを何も考えずに見たい方にはおすすめかも。

映画情報

公開年:2017年
上映時間:102分
原題:역모 – 반란의 시대(逆謀-反乱の時代)
監督:キム・ホンソン

主なキャスト

チョン・ヘイン:キム・ホ、元義禁府、捕卒
キム・ジフン:イ・インジャ、反乱軍の頭
イ・ウォンジョン:マンソク、捕卒
チョン・ジフン:トンソク、マンソクの孫
チョ・ジェユン:ト・マンチョル、御営庁5人衆、最高の剣士
ホン・スンジン:ユン・ジュシク、御営庁5人衆、槍の達人
クォン・ヘソン:チェ・ジュング、御営庁5人衆、鉄槌の達人
イ・ギュボク:ユ・イルン、御営庁5人衆、半弓の達人
チョン・ソンリョル:キム・ソンシク、御営庁5人衆、角弓の達人
ホン・スア:ユン・ソヨン、宮女
リュ・テジュン:英祖、イ・グム
クム・ダンビ:大妃
パク・チョルミン:ファン・ジンギ、山賊の頭
イ・ジェヨン:左議政
イ・ヘヨン:義禁府武将、キム・ホの叔父
ソン・ミニョン:尚膳
キム・イクテ:都承旨
イ・チョルミン:獄舎長
パク・ノシク:金物屋主人

送信中です