見どころ

「夜の女王」は気弱な夫が完璧な妻の過去に疑いを持ち、騒動に巻き込まれるラブコメディ。

チョン・ジョンミョンとキム・ミンジョンの共演により、夫婦の秘密や信頼関係がコミカルに描かれる。

完璧な妻の過去の姿に驚く夫の姿や、周囲を巻き込む珍騒動が見どころで、夫婦間の日常生活に潜む疑念を笑いで包み込んだ軽快なストーリー展開が見どころ。

ストーリー

システムエンジニアのヨンス(チョン・ジョンミョン)は恋愛経験が皆無の非モテ男。そんな彼がアルバイト店員のヒジュ(キム・ミンジョン)に一目惚れし、夢中でアプローチする。

彼女の純粋な美しさと料理の腕に惹かれ、ついに結婚するが、ある日ヒジュの隠された過去を知ってしまう。彼女は一世を風靡した遊び人“夜の女王”だったかもしれないと気づいたヨンスは、妻の過去に向き合い始めるが…。

感想

貞淑な妻の過去はダンシングクイーン(日本でいうディスコのお立ち台女王?)だった、その設定自体はよい。
でも脚本が最悪だった。

題材からしてお色気要素はあるのかなと思ったが、それはなかった。
とはいえファミリーで見るものでもない。

配偶者の過去を黙って詮索し、その結果別れを告げるということもまああるだろう。
しかしその過程や、収拾のつけ方が雑過ぎる。

主演のチョン・ジョンミンを久しぶりに見た気がする。シンデレラのお姉さんのときの頼れるお兄さんとは全く違うイメージだ。

キム・ミンジョンは、マン・ツー・マンのときは変なぱっつんおかっぱ頭であまり可愛いとは思わなかったが、今回は際立って可愛いという役を見事にこなしていると思う。

ダンスは、本業のアイドルにはかなわないが、まあがんばってるという感じは出ていた。

映画は次々と細かいギャグを畳みかけてくるのだが、いまいち乗れない。
監督のコネなのか、制作会社の営業かわからないが、妙に豪華なカメオ出演。

イ・ドンフィ、アン・セハ、キム・ビョンオク、ペ・ソンウ、キム・ジョンテ、さらにはJYPまで。

俳優は素晴らしいが、ギャグはどうにも滑っている。

そこでその大物俳優を使わないといけない必然性が全くない。

なんだか無駄にいろんなシーンにぽんぽん移っていく。

必要な場面転換というよりは、ギャグのためにがちゃがちゃやってるだけのようで、集中できない。

劇中、イ・ヒョリがテレビ画面で出演。イヒョリはギャル系なんだね。

韓国人は皆好きなのだろうと思うが、好きじゃないというと軍隊でいじめられるのか…。

ちなみ”ギャル系”と訳されていた部分は”날라리=遊び人”と言っていた。

まあ、その辺まではいい。

過去に奥さんがクラブでブイブイ(古いか?)言わせていたというのを知ってびっくりまではいい。

最悪なのは、抗体のくだりである。

「不妊の原因は、精子をばい菌だと思い抗体ができること、男性関係が多いと抗体ができて妊娠しづらくなる」みたいなことを言うのである。

しかも「抗体はいくつだ?(抗体の数=経験数)」と詰め寄る。

この非科学的思い込みは、後に否定はされるのだが、否定の仕方が軽いし、結果から言うと奥さんに男性経験はありませんでしたーよかったねーだもん。

それを真に受けた夫も、吹きこんだ友達も、特にひどい制裁を受けることなく、最後はハッピーエンドになるのが本当に気分が悪い。

最近デヴィ夫人で炎上したこと(不妊症は9割以上堕胎が原因で女はそれを隠している発言)なみに、大問題ではないだろうか?

だいたい、奥さんの過去を探ることはすべきではない。誰も幸せにならん。

鍵屋を呼んで日記を読もうとするとか、、これをギャグにしているのだから直視できないくらい気分が悪い。

偶然知ってしまったとかは仕方ないかもしれないが、この夫のやっていることは、不正アクセスやハッキング等、明らかに犯罪行為である。

それに対しても制裁は特にない。会社を首になる程度だが大したダメージでもなさそう。

タトゥーの跡も実は美談・・みたいなくだりも余計だった。

別に過去が悪い女だっていいじゃないか、過去があったからどうなんだ?と。

過去の男関係を探り、何人だとか詰め寄り、別れを告げてくる男。そして猛省して謝ってくる男。

将来のモラハラ夫予備軍なので、早めににげたほうがいい。

ヒジュを狙う幼馴染の社長が、悪役みたいに出てくるが、夫婦や仲間たちと比較してそんなに悪いことしているか?

社長が悪かったとしても、ハッキングして鍵を解除し無断侵入したヨンスとチョンテの悪事は消せない。

女友達たちが囲んで社長に詰め寄って浴びせた言葉は、間違いなく、殺人脅迫。

素敵なプレゼントやパーティを用意されたって嫌悪感は消えないだろう。
ましてや、自分が隠していた過去、クラブでパーティするなんて。

過去も受け入れたよというポーズなのかもしれないが、自分だったら黒歴史のその場にいられない。

この旦那のことだから、年月たてばことあるごとにネチネチ嫌味を言ってきそう。
自分は無理だな。気持ち悪い男。歌も寒気がした。

でも旦那の同級生を恫喝するとか、ヒジュも嫌な奴でお似合いか。。。

これ見てスカっとする人がいるのかもと思うとまた胃が痛くなる。

脚本は★1だが、俳優陣の演技とかカメオのねじ込みの頑張りで★2

はあ、つい熱くなってしまった笑

こういう映画は胸糞系にしてくれればいいんだけど、ハッピーエンドコメディだからなぁ…

若い人が主人公たちの行動を良しとしないでほしい。今の時流には合わない映画。

『チーズ・イン・ザ・トラップ』の監督か、、あれもつまんなかったからなぁ、申し訳ないけど。(原作漫画読んだら違うのかも)

映画情報

原題:밤의 여왕(夜の女王)
公開年:2013年
監督:キム・ジェヨン

主なキャスト

キム・ミンジョン:カン・ヒジュ、レクシー
チョン・ジョンミョン:キム・ヨンス、SE
キム・ギバン:チョンベ、ヨンスの親友、オタク
ハン・ボルム:チャンミ、チョンベの従業員
イ・ミド:チョンテの母、ヒジュの友人
イ・ジュウォン:チャン・ムンスク、彫師
チョン・ミンジン:パク・ソンウ、ピジョンカンパニー社長、パク・チャンジュ
チ・デハン:労組組合長、ピジョン カンパニー
キム・ビョンオク:派出所 酔っ払い
キム・ジョンテ:産婦人科 医師
ペ・ソンウ:ピジョンカンパニー、セキュリティー チーム長
パク・チニョン:鍵修理工、JYKey
ハン・ジョンス:イドゥン、元DJ
キム・ソンウン:チヨン、ヨンスの同窓生
ユ・イニョン:ヨンスの見合い相手
ノ・ガンミン:チョンテ
イ・ドンフィ:社員
アン・セハ:兵長

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