ストーリー
どんな依頼も受ける探偵チ・ヒョンスは、犬を取り返しに依頼人イ・ジュヨンと向かったペンションで、何者かに襲われ意識を失ってしまう。
気がつくと誘拐事件の容疑者にされ、パトカーで連行される。
ヒョンスは検事と入れ替わり、誘拐犯のぬれぎぬを晴らそうとするが・・・
感想
チュ・ジフンのスタイリッシュなクライム・サスペンス。
コメディっぽくもあり、グロいこともほとんどないので見やすい。
何より映像が素晴らしい。
うううーーん、☆5にしようか、減らそうか悩む作。
映画の4分の3あたり(ドフンの屋敷に乗り込んで捕まる)までは、もう5!絶対5、大好き、歴代級!という気持ちだったのだけど、、、
終盤、どんでんがえし、、からのさらに実は、、最後に、、でだんだんテンションが下がってしまった。
とりあえずまずは良いところから
チュ・ジフンの役柄がとにかく良い!
自分はチュ・ジフン推しではないけれど、さすがに認めざるを得ないかっこよさ。
ただのアイドル俳優っぽかった若い頃に比べて(ドラマ『宮~クン~』とか)、件(くだん)の私生活での事件を乗り越えてちょっとやさぐれたイメージがついてからのチュ・ジフンは本当に良い。
(事件自体は褒められたことではないけど、シんで詫びないといけない罪だとは思えない。長い人生が残っているのだから、やり直し挽回できる余地はあって然るべきだと思う。自分の元推しは同様の事件を起こしたが、結局挽回できないまま亡くなってしまった。)
ただのイケメン金持ちではなく、ワケあり感がまたいい。
スーツや高級車も、偽物なのに本物検事よりも似合っているし、まさにジェントルマン。
この映画での検察の秘書がメロメロになるのもほんとうにわかる笑
次にいいのは、
パク・ソンウンの悪役やっぱいい
私のパクソンウン様~
シリアスな悪役から、気弱だったりマヌケな役までなんでもやる!
今回は悪の限りをつくしすぎて厨二病マンガみたいなキャラ。
ギャグみたいなんだけどパクソンウンだからこそハマるというか。
悪い~けど好き~いい顔
年齢重ねるにつれどんどん素敵になっていくなぁ。
画面が美しい
自分はこの映画の監督、キム・ギョンウォン監督の作品を見たのは初めて見たのだけれど、とにかく映像が美しい。
どの画面を切り取っても色彩も構図もかっこよすぎる。
事故のシーンとか謎にMy Wayが流れてめちゃめちゃキレイ笑
鹿がたくさん走ってたりファンタジックで、実は供述だからこうなると後でわかる演出はモチベが上がった。
この美しさで内容が多少無理があっても見てるだけでも楽しくて、何回でも見たくなる。
あと、チェ・ソンウンの可憐さも良かったです。実際あんなかわいい敏腕検事いるのかな?笑
では残念だった点。
ネタバレも含みます
現実と回想の区別が難しい
これは私が理解の反射神経が鈍いからだと思うけれど、嘘の供述シーンと、取調室に戻ってきたシーンの切り替わりが目まぐるしくて理解が追いついていかなかった。
まあそれが狙いなんだろうとは思うけれど、嘘ってわかったタイミングがだいぶ後のほうだったので、あれが嘘だったの?じゃあれも?と嘘がありすぎてごちゃごちゃになって、初見ではスカっとできなかった。
どんでん返しはそんなにいらない
最初のどんでん返し、ペンションのトラブル後の供述は嘘だった。はいい。
ファヨンを巻き込むための作戦だった、もいい。
結婚してませんでしたー、お金もいりませんー、畳み掛けるような種明かしでうーん。。
登場人物の見分けが難しい
スピーディな展開が良い点でもあるんだけど
ヒョンスの仲間たちや、女の子たち、少ししか登場していないのに名前が出てくる人など、これ誰だっけ?
なかなか記憶力に乏しい私にはついていくのが大変だった笑
疑問が残る
ワンコはなぜ必要だったのか?スパイス?なくても良くない?
飼い犬だったということ?その割にはあまり活躍していない気が、、
崖からどうやって脱出した?
最初から能力ある仲間が揃いすぎて、、どういう縁?
ヒョンスが興信所社長ということは本当なのか?
なぜ突如モロッコに?
他にもいくつもありそう
いろいろモヤモヤしているけれど、この作品が好きだから、その辺目をつぶりたいと思わせてはくれる笑
ネタバレあらすじ
(現実)
取り調べを受ける探偵ヒョンス。
(嘘供述)
ヒョンスは犬探しで山荘にいったところ、何者かに襲われる。
気づいたら犯人に仕立て上げられ、カン検事に連行されるが、事故を起こし、ヒョンスはカン検事と間違われる。カン検事の意識が戻る前に真犯人を探そうとする。
(現実)
ヒョンスが検事になりすまして操作に参加していると、敏腕検事ファヨンが合流する。ファヨンはヒョンスが怪しいと思いつつも、巨悪を検挙するチャンスと思い一緒に行動する。
(※実はファヨンを合流させるためのヒョンスの計算)
元検事クォンドフンの悪事をもう少しで暴けそうなときに、ヒョンスの仲間が捕まってしまい、ファヨンはやむなく警察を出動させ、ドフンを逮捕。
同時にヒョンスもカン検事になりすました罪で逮捕する。
ヒョンスの取り調べが続く。
ファヨンの調べでは、ヒョンスは妻を亡くしていた。
(嘘供述)
ヒョンスのところへ、カン検事に性接待させられたジュヨンが復讐したいと相談に来る。
妻を亡くして(ドフンのせい?)自暴自棄になって一度は断ったが、彼女の切実さにほだされ行動することに。
ヒョンスは仲間を集め検事になりすまし計画を実行したら、全員殺すつもりだったと言う。
(現実)
一方、ドフンは権力を使って釈放される。
ファヨンも妻を亡くしたヒョンスを気の毒に思い、微罪扱いにして釈放する。(このためにヒョンスは妻がいたと嘘をついた)
証人であるソンミョンホを捕まえて、ドフンを追い詰めようとするが、ドフンの権力のほうが上だった。
ドフンは身内の証人を次々始末していく。
命を狙われたヒョンスをファヨンが助けるが、その後ヒョンスと仲間たちが乗ったミニバンが崖から転落。全員が絶望視のニュース。
ファヨンは検察をやめようとしているところへ、ドフン逮捕のニュース。
今回は動かぬ証拠映像も。
転落したミニバンからドライブレコーダーを回収したファヨンは、ヒョンスたちの残した映像を見る。そこで今までの種明かし。
(種明かし)
おでん屋の夫婦が株で大損した原因が、ドフンが株価操作をしていたと知ったヒョンス。仲間を集め社会の悪を倒そうと決意する。
カン検事に被害にあったジュヨンも加わり、殺す代わりに痛い目に合わせることに。
(ジュヨンは事故のときにカン検事の顔をコンクリで殴る。のちに逮捕されるが執行猶予)
カン検事を呼び出していたのも渋滞を起こしたのもヒョンスの仲間。
ファヨンを仲間にするようにさしむけて、検察庁の情報もゲット。
テニスのロッカーから盗んでいた合鍵で、ドフンの屋敷に潜入した時、チャンモはPCにUSBをイン、ハッカーのイランが性接待動画とスイス銀行の口座情報をゲット。
(結末)
口座はドフン自身が認証することで抜き取られ、モナコのカジノの口座に送られた。
ドフンは完全終了。
名刺を捨てるヒョンス(興信所社長は仮の姿??)
ファヨンはヒョンス(どうやってミニバンから脱出?)に電話し、なぜ自分にネタバラシをするか聞く。
最初は金だけ奪うつもりが、ファヨンに命を救われたからだというヒョンス。
(USBライターは何?)
仲間たちはモナコへ、お金はすべてドフンの被害者に送金されるという。
(これからモナコでこの人たちどうするの?)
犬と再会して(いままでどこに居た?)(飼い犬だったから異様に慣れていたというオチか)
映画情報

2022年
原題:젠틀맨
監督:キム・ギョンウォン
主なキャスト
チュ・ジフン:チ・ヒョンス、興信所社長
パク・ソンウン:クォン・ドフン、元検事、ファニュ法律事務所
チェ・ソンウン:キム・ファジン、検事
カン・ホンソク:チョ・チャンモ
イ・ダル:チョ・ピリョン
パク・ヘウン:イラン、ハッカー
クォン・ハンソル:イ・ジュヨン
パク・チフン:ソン・ミョンホ
イ・ヒョンギュン:カン・スンジュン検事