見どころ

愛を持たない男と、地獄に堕ちた女がたどる究極の愛の物語。韓国映画界の鬼才キム・ギドク監督が描く、暗くねじれた感情の中に人間の本質。

主演のチョ・ジェヒョンとソ・ウォンの演技は圧巻で、光と闇が交錯する映像美が観る者を引き込む。背徳的な設定ながらも、独特の詩的な美しさが心に残る。

ストーリー

孤独なヤクザのハンギは、街角で出会った女子大生ソナに一目惚れし、突然唇を奪う。

暴力的で純粋な彼の愛情表現は、ソナを娼婦として売春宿へ転落させる。自分を地獄へ追いやったハンギへの憎しみと、そこから生まれる奇妙な愛情が、二人を次第に結びつけていく。

感想

マイナスにマイナスをかけるとプラスになる感情

毎日U-NEXTのランキング順に、見ていない映画を拾っている。

本日はこの映画。

キム・ギドクか~
暗い映画はいやだな~

と思いつつ視聴。

キムギドク監督が人間としてどうかということは考えず、作品としてだけ評価します。

2001年の作品ということで、いかにもファッションが古い。

見たことない俳優だなと思いきや、チョン・ジェヒョンかー、『パンチ』の!

若っかい!そういえば、眼光が、そうだ。

見るまではイヤなんだけど、見はじめると引き込まれる不思議な映画。

最初のキスシーン、男が〇〇〇(好きなイケメンの名前を入れよう)なら許されるんじゃないのか?

自分は強制キスはわいせつ罪と思っているので、それを全うに”悪事”として表現してくれてるとすがすがしい。(イケメンなら”素敵なキス”っていうのが自分は納得できない)

不器用な男の話かー、こういうのに弱いんだよ

エゴンシーレの画集が象徴的。

昔嫌いだったけど、大人になった今見ると良さがわかるな。。

最近お気に入りのイ・デヨンがでてテンション一気に上がる

韓国の飾り窓(オランダのね)のようなところ、今でもあるのだろうか?

ああ、そういえば鍾路に泊まった時、ゲストハウスの横がピンクなカラオケ店で、おばあさんに近いようなおばさんがキャミソールで座っていたな。。

あそこも絶対そういうところなんだろうな。

男は性的に不能なわけではないのだが、ゆがんだ愛情表現をしている。

銭湯も行けない体になりたいかい?というのが出てきたが

韓国の銭湯はタトゥは全然OKなのに、どうなるというのだろう?

恥ずかしいタトゥーなのかな?

そしてなぜか女の転落&その境遇に慣れていく姿がひたすら心地いい

・・・この感情はなんなんだろうか?

今、気分が最悪の状態で見ているのだが、人の転落が面白いのか、自己投影して自傷感覚に浸っているのかわからない。

とにかく女の気持ちがわかるし共感する。

戻れない橋を渡ったら、この道を私は選んだんだ、この男を愛してるんだと思い込まないと生きていけない。

イ・ハヌィの登場はわらた。

シリアスな場面なのだろうが、一瞬でギャグになる。

ポスターをあんなふうに使えるとは思わなかった。覚えておこう。

とにかく見ていて、女が男に惹かれていくのがわかるなあ、、わかる。。

なぜわかるんだろう、分かっちゃいけないのに。

清楚な女子大生が男に陥れられて売春婦になる、あるねこれは(ホストとか)

十分ありうる話。

悪い男に憧れるのはたいがいにしておいたほうがいい。

悪い男は本当に悪いのである。女が傷物になろうがそれでも平気なのだ。

そんなにすぐ死刑も出所も決まらないだろうと思いつつも

こまかいことはいいんだよ!演劇みたいで説明不足でも大丈夫

それにしても本当、悪い男だな!

口を開くと、、、喋らないわけが分かる。

ラストは意外にもさわやかな終わり方(嘆きのピエタのような赤い線はない)

いきなりファンタジーになるのは

刺されたシーンからが夢だったりして?

いやとにかく面白い(興味深いという意味)映画だった。

映画情報

公開年:2001年
原題:나쁜 남자(悪い男)
監督:キム・ギドク

主なキャスト

チョ・ジェヒョン:ハンギ
ソ・ウォン:ソナ 
キム・ユンテ:ジョンテ、ハンギの手下
チェ・ドンムン:ミョンス、ハンギの手下
キム・ジョンヨン:ウネ、風俗店のマダム
ナムグン・ミン:ヒョンス、ソナの恋人
イ・ハヌィ:タルス、ヤクザ
イ・デヨン:財布をネコババされた男

送信中です