見どころ

子役時代「国民の妹」として親しまれたムン・グニョンが、成長してクールなキャラを演じるヒューマンドラマ。童話「シンデレラ」を義姉の視点から描き、愛を知らずに育った女性が新しい家族の中で自分を見つけていく物語。

老舗の酒蔵を舞台に、義妹や母親との確執、そして家族愛が繊細に描かれる。ムン・グニョンの大人びた演技と、テギョン(2PM)の俳優デビュー作としても注目の一作。

ストーリー

愛に恵まれず育ったウンジョは、男を渡り歩く母親に振り回されながら、他人に心を開かないまま生きてきた。母がマッコリの酒造所を営むデソンと再婚したことで、ウンジョも酒造所の家に住むことに。

新しい環境でも心を閉ざし続けるウンジョだったが、酒造所で出会った青年ギフンに徐々に惹かれていく。しかし彼女の義妹となったヒョソンとの間に複雑な感情が生まれ…。

感想

まず、『シンデレラのお姉さん』などというファンタジックなタイトルのため、ロマンチックラブコメかと思っていたら猛烈に暗い話でびっくりした。

精神状態が良い時に見ないとこっちまで病みそうなので閲覧注意。

主人公ウンジョ(ムン・グニョン)は発狂して叫びまくるし、母親ガンスク(イ・ミスク)は最悪のどうしょうもない女だし、バイトのギフン兄さん(チョン・ジョンミョン)もかっこいいんだかなんだかわかんないし。

お嬢様のヒョソン(ソウ)はブリブリブリっ子(!)演技がかわいそうな子のように見えてなんだか気持ち悪い。

とにかく最初から好きになれるキャラが誰一人いなくて、というより全員が嫌いで1話見るだけでも何日もかかり、4話くらいでリタイヤしようかと思ったほどだ。

善人キャラのお父さん(キム・ガプス)は良い人なのだが、どう見てもその後のかわいそうな展開オーラが漂いまくっていて、見るのが辛かった。

それでも友人の「テギョン(2PM)が出るまで我慢して!」の押しの一言でやっと見ていた

・・・それが大正解!

太っちょの子どもがテギョンになって笑い

そういえばドリームハイもテギョンの子供時代は太ってたな笑

テギョン演じるジョンウの役柄がすごくいい子で、テギョンのおかげで他の登場人物も許せてそのまま引きこまれた。

また、4話の終わり、”8年後”、成長して登場したヒョソンの鬼気迫る演技に凍りついた。

ここで、女子高生時代、気持ち悪いほどの甘い世間知らずのお嬢様を演じていたときとのギャップが冴えた。

ソウという女優にすっかりはまった瞬間である。

またマッコリ開発にまつわる話の展開も興味深かった。自分はこういう職業モノのプロジェクトX的なノリは大好きなのだ。

そしてハマった後はもう最後、目が離せないほどグイグイと引き込まれた。

とくにヒョソンとガンスクの裸足の追いかけっこは、まるでホラー。怖すぎて笑いまで起こってくる。

自分の中で韓国三大継母となったガンスクの美しさにもすっかり虜となった。言動はありえないくらいのひどさだが、それがくせになるほど痛快なのだ。

ただ、ギフンオッパの煮え切らない感じにイライラ。。。

主役二人のウンジョンとギフンの恋愛ラインにそれほどはまれなかったのは残念だ。

ラストはハッピーエンドで良かったことはよかったが、若干雑なやっつけな感も否めなかった。

もう少し丁寧に、脇キャラの後日談もやってほしかった。

特にテギョンの扱いが粗末なのが切なかった。

とはいえおおむね素晴らしいドラマで、視聴後にジワジワ来る。
見てよかった。もう一度時間があるればじっくり見てみたいと思う。

ドラマ情報

原題:신데렐라 언니(シンデレラオンニ(姉))
公開年:2010年
監督:キム・ヨンジュ

主なキャスト

ムン・グニョン:ソン・ウンジョ(ク・ウンジョ)、ヒョソン(シンデレラ)の義姉
チョン・ジョンミョン:ホン・ギフン、ホン酒家会長の愛人の息子、デソン都家のバイト
ソウ:ク・ヒョソン、ウンジョの義妹、お嬢様育ち(シンデレラ)
テギョン(2PM):ハン・ジョンウ、ウンジョの弟分
イ・ミスク:ソン・ガンスク、ウンジョの母
キム・ガプス:ク・デソン、ヒョソンの父、デソン都家社長
カン・ソンジン:ヤン・ヘジン、デソンの義弟
チェ・イルファ:ホン会長、ギフンの父
キム・チョン:ホン会長の妻
ナム・ダルム:ギフンの少年時代   

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