見どころ
不倫関係に溺れる人妻を演じたサスペンスドラマ。
チョン・ドヨンが大胆なラブシーンに挑戦、チェ・ミンシクとチュ・ジンモが共演し、愛情と嫉妬が複雑に絡み合う展開が見どころ。
伏線や心理描写が丁寧に描かれ、サスペンスとラブドラマの要素が絶妙に組み合わされている。
ドラマ『愛の群像』の劇中のセリフが映画のテーマに繋がる深みも感じられる。
ストーリー
ボラは失業中の夫・ミンギに家事と育児を任せ、子供英語学院の院長として働くキャリアウーマン。
ある日、大学時代の恋人イルボムと再会し、不倫関係を始める。しかし、イルボムが本気でボラとの未来を夢見始めると、事態は予想外の方向へ動き出す。
ミンギの嫉妬と怒り、そして巧妙な計画が絡み合い、最後には衝撃的な結末が待ち受ける。
感想
やっぱりチョン・ドヨンの存在感というかベッドはすごい。彼女だから成立する。
演技が自然で引き込まれるし、不倫中の妻と役柄を見事に演じ切っていた、似合う。
いつ見ても脛が綺麗。
そしてチェ・ミンシク。
若い頃、あんなに爽やかだったんだね。まつ毛が長くて美形だった笑
でもダメダメ中年の演技はしっかり、嫉妬や怒りがリアルに伝わった。
彼が演じると普通の人の役でも深みが出るよね。
チュ・ジンモも若々しい!
それから伏線の張り方が緻密、特に完全犯罪への流れが推理小説っぽくて面白かった。
ミンギが妻を殺して罪を元恋人に着せる展開はゾクっとした。
ただ、サスペンスってほどの緊張感はなく、むしろ人間ドラマを見ている感じだったかな。
テレビを見ているシーンでドラマ『愛の群像』(見たいなぁ)でヨン様がキムヘスに言った、
「不幸なのは貧乏だからではない、好きなように生きられないのが不幸」
というセリフはまさにこの映画のテーマそのもの。
ボラもイルボムも、それぞれの生き方に縛られてたし、最後にはその縛りが悲劇を生んだように思う。
だたツッコミたいところもあり。
アリが入ったのミルクは普通捨てるでしょ。異常さを描いていると思うけど。
あと、最後の赤ちゃんと残された夫のシーンは、なんとも言えない虚しさが残った。
『ハッピーエンド』というタイトルがつまり皮肉なわけ。
何度か見ると新たな発見がありそう。
そこまで18禁な映画しなくてもいい内容だったのかもしれないなと思ったけど、おすすめ!
起承転結
起:妻ボラは不倫中。夫ミンギは失業しており、家で本を読んだり韓国ドラマを楽しんだりしているが、次第に子育てに慣れていく。
しかし、夫婦関係はギクシャクしている。
承:ミンギがボラの浮気を知ってしまう。ボラも浮気がバレたかもしれないと感じつつ、良い母親になり、元恋人イルボムと別れる決意をする。
転:しかし、イルボムに付きまとわれ、仕方なく赤ちゃんに睡眠薬を飲ませて外出。
ミンギが帰宅した時、赤ちゃんは高熱で寝ていたが、大事には至らなかった。
その後、家の前でボラとイルボムがいちゃつく様子を目撃し、怒りに駆られたミンギはボラを殺し、イルボムに罪をなすりつける完全犯罪を実行。
結:イルボムはボラがいないとやる気を失い、冤罪のまま罪が成立する。
無事にミンギの計画は成功したが、赤ちゃんはまだ小さく、これからどうするのかという疑問が残る。
映画情報

原題:해피 엔드(ハッピーエンド)
公開年:1999年
監督:チョン・ジウ
主なキャスト
チェ・ミンシク:ソ・ミンギ
チョン・ドヨン:チェ・ボラ
チュ・ジンモ:キム・イルボム