見どころ

『TOKYO! – シェイキング東京』は、フランスと韓国の名監督たちによるオムニバス作品の一つ。

韓国のボン・ジュノが監督した本作は、引きこもり生活を10年間続けている男と、彼の生活に突如現れた配達員の女性との出会いを描いたユニークな短編。

引きこもりというテーマや、ミニマルな生活の描写が印象的で、美術やカメラワーク、ロケ地選びも優れている。

ストーリー

10年間引きこもり続けている男(香川照之)は、誰とも関わらず、整然とした部屋で一人の生活を送っていた。

彼は、極力他人との接触を避けていたが、ある日、配達に来た女性(蒼井優)の太ももにあるスイッチのタトゥーに目を引かれる。

その瞬間、地震が発生し、彼女は倒れてしまう。

彼は迷いつつも彼女を介抱するが、この出会いが彼の生活を大きく変えていくことになる。

感想

3本のうちの最後を飾る作品。

1本目、2本目も見たが、このボン・ジュノ作品が群を抜いて優れていると思ったがどうだろう。

美術が綺麗、カメラワークとか最高
ツタの絡む家とかすごいロケ地見つけた。

短編だし、予算もおそらく多くないであろうが、セットやエキストラも手を抜かない。

どこで静止画にしても絵になる構図に色合いの美しさ。

10年の引きこもり生活に関しては、パラサイトにも引き継がれるテーマにも思える。

他の監督作品で違和感があった日本人のキャスティングも、全く違和感がない。

香川照之も自然だし、蒼井優の説得力ある美もさすが。

人が皆引きこもってしまい、配達がロボットになるなど、コロナ社会の今より現実味のあるテーマだ。

少し希望をもたせた絶望的な終わり方もいい。
シナリオの勉強になる。

ボンジュノが監督していなければこのオムニバスすら見ることはなかっただろう、見て良かった。

映画情報

公開年:2008年
上映時間:111分(3本合計)
監督:ボン・ジュノ(シェイキング東京のみ)

主なキャスト

引きこもり男:香川照之
ピザ配達員:蒼井優
ピザ店主:竹中直人
荒川良々
山本浩司
松重 豊

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