見どころ

『隣人-The Neighbors-』は、娘を殺された母親の悲しみと、殺人事件に巻き込まれる団地の住民たちの恐怖を描いたサスペンス映画。

主演のキム・ユンジンが母親としての苦悩を繊細に表現し、さらに団地全体に漂う不気味な雰囲気が緊張感を高めている。

加えて、マ・ドンソク演じるキャラクターの強烈なアクションシーンも、シリアスな物語に少しのユーモアを加えるアクセントとなっている。

ストーリー

カンサン団地に住む少女ヨソンが行方不明になり、遺体となって発見された。

彼女の母ギョンヒは、娘を失った悲しみから娘が帰ってくる幻覚を見るようになり、精神的に追い詰められていく。

また、10日ごとに団地内で連続殺人事件が起こり、住民たちは不安と恐怖に支配される。

犯人が捕まらないまま、住民たちは次第に団結して事件を解決しようとするが、その過程で思わぬ真相が明らかになる。

感想

幽霊が解決する斬新さ

サスペンス映画といえば通常、現実的な事件の解決が主流だけど、この作品では幽霊が絡んで事件を解決するという、ちょっと変わった要素が加わっていて新鮮だった。

幽霊の存在が、怖いというより切なくて、物語全体に一風変わった味わいを加えているのが良かった。

笑いどころもあり

シリアスなサスペンスの中でも、マ・ドンソク(マブリー)演じるキャラクターの鉄拳シーンなど、ちょっとした笑いどころがあるのが魅力。

笑いを入れつつも、映画全体の緊張感は保たれていて、バランスが絶妙だった。

身近にもありそうな事件

団地の中での事件、同じ棟に住んでいる変な人が何かしているという恐怖。

これが他人事やファンタジーじゃなく、自分の身にも起こりそうな設定だから真に迫る。

キム・ソンギュンが本当に気持ち悪くて(褒めていそう)こういう人、いる、という説得力がある。(『応答せよ』も別の意味で気持ち悪かった笑)

群像劇でも分かりやすい

登場人物が多い群像劇は時々混乱しがちだけれど、この映画はそれぞれのキャラクターがしっかり立っていて、話がスムーズに理解できた。

込み入った部分もあるけど、観ているうちに自然とストーリーに引き込まれていく感じ。

最後はほんわか。

ホラーが苦手でもたぶん大丈夫と思う。おすすめ!

映画情報

原題: 이웃사람

公開年: 2012年

監督名: キム・フィ

主なキャスト

キム・ユンジン
キム・セロン
キム・ソンギュン
マ・ドンソク

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