見どころ

ポン・ジュノ監督が手掛けたモンスターパニック映画。漢江に現れた怪物と、それに立ち向かう家族の物語。ソン・ガンホをはじめとする豪華キャストが揃い、笑いと恐怖が絶妙に絡み合う新しい怪物映画となっている。

特に圧巻の映像美と怪物のリアルな描写が見どころ。怪物映画というジャンルを超えた社会的なテーマも見逃せない。

ストーリー

ソルを流れる漢江沿いで売店を営むパク一家。穏やかな休日の河岸で、多くの人がのんびりと過ごしていたところに、突然巨大な怪物が出現。怪物は次々と人々を襲い、カンドゥの目の前で愛娘ヒョンソをさらってしまう。

娘を取り戻すため、一家は団結して怪物に立ち向かうが、そこにはさらなる困難が待ち受けていた。

感想

めちゃめちゃ面白かった!

序盤は家族で大笑い。

そして真昼間に人がいっぱいいる漢江のほとりに怪獣が現れ、手当たり次第にパクパク食べていくのは圧巻。

怪獣映画史上に残る名場面だと思う。

ただしこれは韓国映画。

日本人が見慣れている、ガメラ・ゴジラなどのような怪獣モノのような爽快感を求めると肩透かしをくらうかもしれない。

王道のストーリーではなく、後味すっきりとはいかないので覚悟を。

怪獣はむしろ脇役で、家族のストーリーとして見るのが楽しい。

とにかく主役家族の俳優陣が豪華、ソン・ガンホはもちろん、祖父役にピョン・ヒボン、姉にはペ・ドゥナ。

決してコメディではないのだが、なんじゃこれ、とみんなで笑って見られる。

シリアスな場面に随所挿入される「これ笑うところ?」というシーンが絶妙。

韓国の現状も皮肉を込めて描かれており、とても興味深く見れた。

やたらうるさい葬式、一般階級への圧政、アメリカ批判、子供の浮浪者がいること、
そして成人男子は全員軍隊経験があるから、銃器を入手すればすぐ使える、など。

映像は怖いながらも美しく、芸術作品ともいえなくもない怪獣映画。さすがポン・ジュノ監督。

話のタネに必ず押さえておきたい作品。

映画情報

原題:괴물(怪物)
公開年:2006年
監督:ポン・ジュノ


主なキャスト

ソン・ガンホ:パク・カンドゥ、漢江公園売店経営
ピョン・ヒボン:パク・ヒボン、カンドゥの父
パク・ヘイル:パク・ナミル、カンドゥの弟
ペ・ドゥナ:パク・ナムジュ、カンドゥの妹、アーチェリー選手
コ・アソン:パク・ヒョンソ、カンドゥの娘

オ・ダルス:怪物の声
ユン・ジェムン:路上生活者
パク・ノシク:興信所職員
ユ・スンモク:タクシー運転手

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