
見どころ
金に取り憑かれた“獣たち”が、欲望をむき出しにしてぶつかり合う予測不能なクライムサスペンス。『犯罪都市』や『悪人伝』の製作陣が手掛け、日本の小説を韓国ならではのダークなノワールに昇華。
チョン・ドヨンやチョン・ウソンなど豪華キャストが揃い、大金をめぐる二転三転するスリリングな展開に引き込まれる。
ストーリー
逃げた恋人により多額の借金を抱えるテヨン(チョン・ウソン)、新しい人生を目指すヨンヒ(チョン・ドヨン)、事業に失敗してサウナで働くジュンマン(ペ・ソンウ)。
ある日、ジュンマンが大金の入ったヴィトンのバッグを発見し、彼らの運命は絡み合い、藁にもすがるように金に執着する欲望が爆発する。
感想
曽根圭介の小説が元になっているということ。
自分は原作を知らないのでどのように話がアレンジされているかしらないけれど、、『犯罪都市』『悪人伝』のスタッフが手掛けたというだけあって、韓国らしいダークでスタイリッシュなノワールに仕上がっていたと思う。
ヴィトンのバッグに入った大金が、様々な人の手に渡っていくたびに状況が変わる。
先が読めない展開が面白いし、時系列が複雑なのに、ちゃんと理解できるように構成されてるのが見事だと思った。
チョン・ウソンが、いい年した”元イケメン”のダメおじさんキャラにすっかりハマってて最高。
チョン・ドヨンも、怖くて色っぽい悪女を完璧に演じてる。
ペ・ソンウとユン・ヨジョンの親子役も絶妙。
あと、朝鮮族のイケメン、チョン・ガラムが良かったなぁ~。
チョン・マンシクの手下、爬虫類みたいなペ・ジヌンっていうのも、いいキャラだったなぁ。自分は結構好きな顔よ。
チョン・ドヨンのセリフ「ブサイクねぇ~」になぜかメチャ萌えた笑
どのキャラクターも四方八方から破滅に向かって突き進んでいく感じがすごい。
そして終盤で、ユン・ヨジョンが息子に語りかけた言葉。
「朝鮮戦争のときは国中がこうで全て失った、生きていればなんとかなるものよ。五体満足ならいくらでもやり直せる」
はグッときた。自分もこの言葉、今後の人生で忘れないようにしたい。
ヴィトンのバッグに入った大金は、一体最後に誰の手に渡るのか?
誰にでも勧められるテイストの映画というわけじゃないかもだけど、こういうの好きな人ならぜひ!
映画情報

原題:지푸라기라도 잡고 싶은 짐승들(藁にもすがる獣たち)
公開年:2020年
監督:キム・ヨンフン
主なキャスト
チョン・ウソン(テヨン)
チョン・ドヨン(チェ・ヨンヒ)
ペ・ソンウ(ジュンマン)
チョン・マンシク(パク社長)
ユン・ヨジョン(スンジャ)