見どころ
韓国で実際に起こった殺人事件を基にしたクライムスリラー。検事役のチョン・ジニョンと、冷徹な殺人容疑者を演じたチャン・グンソクのミステリアスな演技が見どころ。
法廷劇とサスペンスがうまく絡み合った作品。
ストーリー
梨泰院のハンバーガーショップで残虐な殺人事件が発生。被害者の男子学生は9カ所も刺されて死亡し、アメリカ国籍の混血青年ピアスンとアレックスが容疑者として捜査対象になる。
事件を担当するパク検事は捜査を進めるが、容疑者2人が互いに罪をなすりつけ合う中、事態は混迷していく。物語は実際の事件に基づいて描かれ、裁判の進行とともに真相へと迫っていく。
感想
実際に起こった事件をもとにした映画だという。
この映画の存在は知っていたのだが、チャン・グンソクのアイドル映画だと思っていた。(そうだったとしてそれが悪いというわけではないので誤解なきよう)
が、ふたを開けてみたら予想していたものと全く違った。
まず、主役は検事のチョン・ジニョンである。
チャン・グンソクはメキシコ人と韓国人とのハーフという設定、ミステリアスで非常に良いキャスティングだと思う。
同じく容疑者のアレックスに、シン・スンファンというどうみても韓国人というところも面白い。
さらに、その父親がコ・チャンソクというのもツボ。
他にも同じみのキャストがずらり。
被害者の学生がソン・ジュンギということは、キャストを見るまで気づかなかった。
飄々とした弁護士にオ・グァンノクという、まるでコメディのようなキャスティングだが、映画の描き方はホラーがかったサスペンス。
基本的にはチョン・ジニョン目線で、淡々と描かれていて、ちょっとこういったテイストの韓国映画は珍しい気がする。
映画としては非常に展開が気になって面白いのだが、実話ベースということで、すっきりしない。
見終わった後、検索してみると、20年の時を経て、犯人が刑に服したとうこと
映画で話題になって、再度審議されたそうだ。
これですっきり。
もしもアイドル映画と思って敬遠している方が居たら、それを払しょくしてぜひ見てほしい一作。
梨泰院は各国の大使館があっていろんな国の文化が混じり合う場所。
自分も行ったことあるけれど(推しの事務所があったので)、知り合いの韓国人に夜は治安が良くないから、女性が一人で歩くのはおすすめしないって言われたっけ。
その不穏さが映画にも表れてると思う。
2022年の梨泰院雑踏事故で犠牲となった方々に心からの哀悼を表します。
映画情報

原題:이태원 살인사건(イテウォン殺人事件)
公開年:2009年
上映時間:99分
監督:ホン・ギソン
主なキャスト
チョン・ジニョン:パク・テシク検事
チャン・グンソク:ピアスン、被疑者
シン・スンファン:アレックス、被疑者
オ・グァンノク:アレックスの弁護士
コ・チャンソク:アレックスの父
ソン・ヨンチャン:部長検事
パク・スヨン:チェ係長
ソン・ジュンギ:チョ・ジュンピル、被害者、 大学生
チェ・イルファ:ジュンピルの父、バス運転手