見どころ
ポン・ジュノ監督がフランスのコミックを原作に手がけたSF大作で、韓国で900万人以上の観客を動員する大ヒット。
氷河期が訪れた2031年の地球で、人類が生き延びるために暮らす唯一の場所となった列車“スノーピアサー”が舞台。ここで虐げられた人々が、支配層に対して革命を起こす姿を描く。
クリス・エヴァンスやソン・ガンホなど、欧米と韓国の実力派キャストが集結したことも見どころ。
ストーリー
2014年7月、地球温暖化を防ぐために散布された化学薬品により地球は氷河期に突入する。
17年後の2031年、生存者たちは唯一の居住空間である列車“スノーピアサー”で暮らしていた。しかし列車内では貧しい後方車両の人々が、前方に位置する富裕層の支配下で奴隷のように扱われている。
耐えきれなくなった彼らは、過酷な生活から脱するために革命を決意し、命をかけた闘いに挑む。
感想
ボン・ジュノ監督が、何を伝えたかったのか?等のなぞ解きをしながら見ると、じわじわ面白い。
監督は韓国人、『パラサイト』のボン・ジュノ。だが、キャストがほとんど欧米人で主要言語が英語のため、なかなか感情移入しにくかった。
こういうのもスチームパンクっていうのかな?昔見た未来世紀ブラジルを思い出す描写。
この列車は現代社会の縮図を表している。私たちは暴走列車にずっと乗り続けているのだ。
そしてボンジュノ監督作品に一貫してつらぬかれている、わかりやすくえぐい格差社会の描写。
空想の世界の終わりではあるけれど、現実がそのまま投影されていると言っても過言ではない。
パラサイトの地下に住んでいた男のことを思い出した。自分が底辺に甘んじながらも、上層部を崇拝してやまない人間。
飼い殺しに(パラサイトのばあいそうではないが)されることを選択し、上にこびへつらっていればとりあえずは生きていける。そして同じ下層に住む人間よりも一段高い位置にいるという実感が得られる。
そういう人間をキーに使っているんだな。
なるほど、と思う部分が多い政治批判映画だった。
エンタメ映画として見たらあまり面白くない部類に入るかもしれない。
かなり残酷で汚い。
とにかくは、見て良くはあったけど・・・。
自分はあんなプロテインバー食べないといけない状況になったらまー死ぬわ笑
映画情報

原題:설국열차(雪国列車)
公開年:2013年
監督:ポン・ジュノ
制作:パク・チャヌク
主なキャスト
クリス・エヴァンス:Curtis、革命リーダー
エド・ハリス:Wilford、ウィルフォード
ソン・ガンホ:ナムグン・ミンス、セキュリティスペシャリスト
コ・アソン:ヨナ、ナムグン・ミンスの娘