見どころ
心優しい囚人たちと親子が織りなす、ユーモラスながらも切ない奇跡の物語。リュ・スンリョンが知的障害を抱えた父親を熱演し、愛娘との交流や囚人たちとの友情が涙を誘う。
成長したイェスンを演じるパク・シネや、名脇役オ・ダルスら実力派俳優陣が魅力的なキャラクターを生き生きと描き出している。
ストーリー
知的障害を持つヨングは、幼い娘イェスンと幸せな日々を過ごしていた。しかし、ある日殺人事件の濡れ衣を着せられ、刑務所の7番房に収容されてしまう。
囚人仲間と打ち解けたヨングは、房長ヤンホの協力を得て娘と房内で密会できるようになるが、やがて運命は大きく動き出す。
感想
テーマは重いが、心温まるおじさんファンタジー映画。
韓国で映画史上動員数8位を記録したというヒット作らしい。
ストーリーのあらすじを先に見てしまったのだが、殺人の冤罪をきせられた障がい者の話ということで、どよーんと重い(韓国映画によくある)やつかと思って覚悟して見た。
が、冒頭から、パク・シネの透明感が目を引く。
そしてよく見るおじさん俳優たちがちょっとコメディ的な展開で顔を合わせる。
後日談から始まるのか、とその後の展開がどうなるのか興味を持ちながら見た。
展開はとっても無理やり、ありえないことだか、なぜか許せてしまう優しいお話し。
ファンタジーの一種だと思えば良い。
韓国映画で囚人もの、冤罪ものはいくつかみてきたが、これはまたパターンの新しい映画だ。
とにかく子供が可愛い。
リュ・スンリョンの演技もすばらしい。
見ている間に自分の気持ちもこの親子を救ってあげたい囚人・看守たちと同じ気持ちになる。
冤罪は許されないことだ。
映画のテーマになり、それがヒットするということは、脈々として今もそれが韓国社会に根付いているということなのだろう。
スカっとはしないが、泣けて優しい気持ちになれる映画だ。
それにしても、身内を失った遺族というのは、たとえ無実の人だろうと誰かのせいにすると気が晴れるものなのだろうか・・・
映画情報

原題: 7번방의 선물(7番房の贈り物)
公開年: 2012年
上映時間: 127分
監督: イ・ファンギョン
主なキャスト
リュ・スンニョン:イ・ヨング、知的障害
パク・シネ:大人になったイ・イェスン
カル・ソウォン:イ・イェスン
チョン・ジニョン:チャン・ミナン、刑務所長、イェスンの養父
オ・ダルス:房長、ソ・ヤンホ
パク・ウォンサン:チュノ、詐欺師
キム・ジョンテ:カン・マンボム、姦通
チョン・マンシク:ポンシク、スリ
キム・ギチョン:ソ老人、当たり屋
パク・サンミョン:パバギ、パク・サンミョン
パク・キルス:チョン刑務官
チョ・ジェユン:キム刑務官
チョ・ドッキョン:チェ・ドンフン、警察庁長、チヨンの父
イ・ユネ:テウォン孤児院 教師