見どころ
複雑なプロットと予想外の展開。
主人公が直面する残酷な現実から、突然夢や仮想現実の世界に飛び込むという構成が特徴的で、観客を最後まで混乱させ続ける。
ピエロの仮面や謎めいた脅迫メッセージ、仮想現実との絡みが、視覚的に印象に残る要素となっている。
アクションシーンも見どころの一つ。
特に、ピエロの仮面をかぶった男がマンションで繰り広げる戦闘シーンは、血まみれのノワールスタイルが強調され、観客を引き込む。
しかし、これが単なるアクション映画ではない。現実と夢の境界が曖昧になっていくことで、ストーリーの展開により一層の緊張感が生まれる。
ストーリー
物語は、家庭も仕事も順風満帆だったビジネスマンが、突如として人生が狂い始める様子を描いている。主人公は、浮気心で出会ったホステスとの関係から、次第に危険なゲームに巻き込まれていく。
主人公は殺人事件に巻き込まれ、脅迫メッセージが届くようになる。
セキュリティ専門家に頼んで犯人を追跡するが、実はその専門家自体が罠にはめる側であった。
やがて、黒幕が妻だったことが明かされるが、ストーリーはここで終わらない。
仮想現実から抜け出しても、再び新たなゲームが始まる。
感想
目に入る映像は強烈。
ピエロの仮面とか、路地裏の追跡シーンとか、韓国の風景と血まみれのアクションが混じり合って、映像的にはかなり引き込まれた。
でも、ちょっとストーリーが散漫で、テンポが悪いんだよね。
夢の中なのか現実なのか、何回も入れ替わるから見てて混乱する。
個人的には、主人公に全然感情移入できなかった。
特に妻との関係や、なぜそこまで行き詰まっていくのかが薄くて、ちょっと置いてけぼり感があったな。
サイドキャラクターもいまいちで、友人や敵キャラもあまり印象に残らない感じ。
どんでん返しを狙ってるのはわかるけど、VR設定がちょっと唐突すぎて、せっかく築き上げた緊張感が最後で台無しにされた気がした。
もう少しシンプルにして、主人公の内面をもっと掘り下げたほうが良かったんじゃないかなって思う。
起承転結
起: 主人公は妻子と平穏な生活を送っていたが、妻と子供は突然家を出て行ってしまう。
承: 偶然出会ったホステスとの火遊びをきっかけに、彼は殺人の濡れ衣を着せられ、脅迫される。犯人を探すために奔走するが、状況は悪化していく。
転: ついに黒幕に辿り着くが、それが妻の依頼だったことが明らかになる。彼女は隣人を巻き込み、主人公に罠を仕掛けていた。
結: しかし、すべてはVRシミュレーションの一部だった。現実に戻ると、今度は自分が隣人で黒幕になっているという奇妙な展開が待っていた。
映画情報

原題: 퍼즐 (パズル)
公開年: 2017年
監督名: イム・ジスン
主なキャスト
チ・スンヒョン
イ・セミ
カン・ギヨン
ヤン・ドヒョン
ヨンゴン
パン・スヒョン
ウォン・ヒョンジュン