見どころ
「乱暴な記録」は、韓国ナンバーワンアクションスターとして知られるチョン・ドゥホンが出演している映画。
彼が主演を務めるだけに、アクションシーンの迫力が際立っている。
夜のソウルを舞台に、複雑な人間関係や麻薬犯罪が絡み合うストーリーも特徴的。
特に、過激なアクションシーンが多く、アドレナリンをかき立てられる。
ストーリー
主人公は、かつては腕利きの刑事だったが、麻薬捜査に失敗し、株で大損してしまった。その結果、借金を背負い、借金取りに追われる日々を送っている。
ある日、相棒が麻薬組織に殺され、自らもナイフが頭に刺さったが生き延びる。
彼は相棒の名誉を回復するため、特ダネ記者と協力し、麻薬組織の裏側を暴く決意をする。
感想
まず、アクションシーンは良し。
韓国最高スタントマンの呼び声もある、主演のチョン・ドゥホンが身体を張ったシーンは、まさにプロの技。ハリウッドアクションにも引けを取らない(かも)。
ただ、その分ストーリーが、、、。
最初からいきなりドラマの「前回までのあらすじ」みたいな感じで説明に入るのはいただけない。もう少し導入から丁寧に描いてほしかった。
そしてキャラクターの背景がもう少し深堀りされていれば感情移入できたかもしれない。
特に相棒の新人刑事が登場するシーンが”回想だけ”というのも、少し物足りなさを感じる。
5年前に助けられたという設定は面白いけど、サッカー選手を目指していたのに刑事になった経緯とか、映像で描写してほしかった。
そして終盤にかけての展開が急すぎる。
チョンの”悪役にも事情がある”エピソードとか、悪役に深みを持たせようとしているのはわかるけど、この尺で必要だったかな?
あと、イ・ヘヨンの裏切りがあっさりしすぎ。こっちを描け。
全体的に、アクションシーンは良いけれど、ストーリーやキャラクターの描写がものすごく薄い感じがした。
なんか、Vシネマみたい。
アクションだけならそれに振り切って、往年のカンフー映画みたいにバッタバッタとやっつければええねん。
ノワールに仕上げるのは難しいねえ。
起承転結
起:相棒を麻薬組織に殺され、自らも頭にナイフが刺さったまま生き延びた刑事は、相棒の汚名を晴らすため、特ダネ記者と協力することを決意する。
承:記者と協力して麻薬組織を追う中で、実は協力していた刑事が麻薬組織と繋がっていることが発覚する。
転:刑事と組織のボスとの戦いが激化し、主人公は命を賭けた最後の戦いに挑む。
結:相打ちとなり死亡するが、相棒の汚名は晴らされ、記者はその事実を記録として残す。
映画情報

原題: 난폭한 기록
公開年: 2019年
監督: ハ・ウォンジュン
主なキャスト
チョン・ドゥホン
チャ・ソウォン
キム・ヒョンモ