見どころ

映画『マルチュク青春通り』のユ・ハ監督が手がけ、400万人以上を動員した歴史ロマンス映画。主演はチョ・インソン、チュ・ジンモ、ソン・ジヒョと実力派俳優が揃う。

絢爛豪華な時代背景と緊張感ある愛憎劇が見どころで、高麗末期を舞台に、王・王妃・護衛隊長の複雑な三角関係が重厚に描かれている。

美麗なセットや衣装とともに、激しくも悲劇的なロマンスが展開される。

ストーリー

高麗末期、元からの政治的圧力に悩む恭愍王(チュ・ジンモ)は、幼い頃から仕える護衛隊長ホンニム(チョ・インソン)を最も信頼し、また愛していた。

男を愛する故に王には後継者がなく、元からの圧力は増す一方。苦肉の策として王は、ホンニムに王妃(ソン・ジヒョ)と交わり子を授かるよう命じる。

王の命令により始まった王妃とホンニムの関係は、やがて二人の愛へと発展。嫉妬に駆られた王は激怒し、3人の運命は破滅への道を辿っていく。

感想

まず、この映画は濡れ場が非常にリアルで、正直見るのがキツくて何度か停止しながら観た。全部観るのに4〜5日もかかった。

チュ・ジンモ演じる王が、同性愛者だったらという設定も驚きで、『奇皇后』の王ワン・ユと重ねてしまい、見ていて興味深かった。

20代のチョ・インソンと、王妃役のソン・ジヒョが体当たりで挑むベッドシーンがとにかく演技が凄まじい。

あそこまでしなくても…と思うぐらいの熱演で、セクシー映画並みの印象すら。少なくとも最近見た『全裸監督』よりも描写が激しかった。

王がホンニムを愛しているのに、彼と王妃が愛し合ってしまうことに耐えられず、嫉妬で狂ってしまう。

その嫉妬が王という絶対的な権力者のものだから、国家全体がその影響を受けて、まさに血の雨が降るような展開になっていく。

単なる三角関係で済まない悲劇の深さが描かれているのが壮絶。

セットや衣装も豪華で、さすが韓国の時代劇映画だなと思わせるクオリティ。

中身は重厚というよりはエロティックなロマンスに特化している感じだけど、命がけの愛憎劇として見ごたえがあった。

『奇皇后』でチュ・ジンモを好きになった人は、今回の役を見てびっくりするかも(私もびっくり笑)。

近衛兵のイケメン俳優たちがたくさん出てるから、観ていて飽きないし、推しを見つけるのも楽しいかも。

個人的には、情欲がもたらす悲劇に巻き込まれた王がとにかく可哀想だと感じた。

映画情報

原題:쌍화점(霜花店 サンファジョム)
公開年:2008年
監督:ユ・ハ


主なキャスト

チョ・インソン:ホンニム、近衛兵
チュ・ジンモ:恭愍王、高麗王
ソン・ジヒョ:王妃
シム・ジホ:パク・スンギ、近衛兵
イム・ジュファン:ハンベク、近衛兵
ソン・ジュンギ:ノタク、近衛兵
ノ・ミヌ:ミヌ、近衛兵
イ・ジョング:太師
クォン・テウォン:チョ・イルムン、大監
ト・ヨング:キ・ウォノン、大監
コ・インボム:ヨン・ギモク、大監
ヨ・ジング:幼いホンニム
チョ・ジヌン:泰安公、王妃の兄

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