ストーリー

盲目の天才鍼師ギョンスは、病に苦しむ弟を救うため、誰にも明かせない秘密を胸に宮廷で働いていた。

ある夜、王子の死を“目撃”したことで、彼は恐ろしくも忌まわしい真実に直面する。

命を狙われる身となったギョンスは、昼と夜に潜む謎を解き明かすため、闇の中を奔走する。

感想

U-NEXTで早くから有料配信されていたけれど、いつの間にか見放題になっていたのでやっと見ることができた。

韓国での大評判も耳にしていて(目にしていて?)、なんといっても心の恋人ヘジンさんが初の王役ということで待ち遠しかった。

感想は単刀直入に超超超面白い。

これが映画!素晴らしい映画!

ずっと目がはなせない、ハラハラ、スリル!

いやな予感フラグ立ちまくり、だけど安易に流れない、それがいい。

ヘジンさんは仁祖、『天命の城』でパクヘイルが演じた役。

超保守派のため、清帰りの(ハイカラな、グローバリストの)息子、昭顕世子を(おそらく)毒殺してしまう、という歴史のあらすじは知っている。

明るい昭顕世子ファミリーと対称的に、脳卒中でマヒのある暗い陰気な王を素晴らしく演じる。

そして主人公は、盲人鍼灸師ギョンス演じる、切れ長の目が大好きなリュ・ジュニョル(目ちょっと大きくなった?)盲目だけど、暗闇で目が見えるという難しい役も全く自然に。

・・・明かりがなくても夜の月明かりも結構明るいのでは?とかのツッコミはナシで

あと、好みのタイプ(推しではないけれど)チェ・ムソン。

優しく頼れる風に見えて実はこんな裏があったなんて。。。

昭顕世子がピクピクしてるシーンはトラウマ級。

目に鍼を刺そうとする緊張のシーンも、

その後の逃走劇も、怖くて再生を止めてしまった笑

映画館だとその場から逃げられないから、緊張感もっと味わえたと思う。

暗いシーンが多い中、この映画ではパク・ミョンフンの顔面は癒やしだった笑

その顔が怖いときは怖いんだけどね。

結末は、史実のとおり、世子の奥さんカン氏や、その息子(かわいい、天才子役)の悲劇的な末路は変えられなかったけど、、

主人公ギョンスと病気の弟(この弟がひどい目にあうかとハラハラしてた)は見逃してもらえて、、

最後復讐できたのは、スッキリという感じではないけれど、いい収めかただったと思う。

映画のテーマは、現代にも通じる。

権力者の悪事を告発しても、もみ消され、そのまま続いてしまう。むしろ告発者が消される。

弱い一人が声を上げても何も変わらないが、きっと評価して協力してくれる人は出てくる。

そんなことは現実にはほぼないけれど、映画の中ではそう思いたい。

歴史上の事実(朝鮮王朝実録)から、いろんなアレンジで楽しめるのが韓国時代劇映画の魅力だけど、また新たな傑作ができたなと思う。

本当にいい映画、スリルがあって、楽しめて、供給されること、見ることができることが幸せに思える。

映画情報

2022年

118分

原題:올빼미(フクロウ)

監督:アン・テジン

主なキャスト

リュ・ジュニョル:チョン・ギョンス
ユ・ヘジン:仁祖、第16代王
チェ・ムソン:イ・ヒョンイク、御医
パク・ミョンフン:マンシク、御医
キム・ソンチョル:昭顕世子、仁祖の息子
アン・ウンジン:昭容チョ氏、仁祖の側室
チョ・ユンソ:カン氏、昭顕世子の妻
イ・ジュウォン:ソクチョル、世子の長男
チョ・ソンハ:チェ大監、領議政
キム・イェウン:ソ尚宮
キム・ドウォン:ギョンスの弟

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